【建築を知らない人】にメリットある話、契約前に読むブログ


グレコサイドテーブル2個セット

【建築を知らない人】にメリットある話、契約前に読むブログを新たに開設しました。

先日もブログをお読みなっておられる方からのお電話で、工事竣工後に不具合が発生してきて困っているとのこと。

ところが契約書に「瑕疵」に関する取り決めを明記してある契約約款の添付なしで工事契約が成されており、支払いが全て終了してしまっておりどんな対処法があるかとのご相談でした。

詳しくお訊きすれば、瑕疵の内容も軽微なものも含まれており一般的に無償で直してもらえそうなものまで遠慮なさっている様子、

有償になりそうなこともありましたが、以前も工事を依頼したことのある工事屋さんとのことでしたので勇気を持ってご相談されれば良い結果になりますよ・・・とアドバイスしておきました。

これは一例ですが、こんな悩みを防いだり解決法を見出したりできるだけでなく、もっと前向きに「得しちゃおう」という明るく住まいつくりに取り組む人に読んで欲しいブログです。

色をあなどるなかれ・その2


スタンドランプ ベース


今月は毎日書き込もうと勢い込んでいましたが本日がラストデー、残念!
もう古くなってしまったギャグですね、彼はいったいどうしているのかな?
建築の色に関しての話題の中で、樋と外壁のバランス、特に屋根を重ねて配置したときには困らせられます。
屋根の色に近い配色にしたり、竪樋の位置を工夫したり、いろいろプランは出ますが結局は雨のはけ具合が悪ければ後々メンテナンスで苦労をするだけ、・・・と

何かすばらしい製品が出来るときっと売れるだろうな、いつも考えさせられるアイテムです。

設計者を決める方法・その2


スタンドランプ ベース


今日のコミュニケーションログはメールには例がなく、実は音声、すなわち電話でのことでした。
電話の録音が出来るシステムは持っていませんし、相手方に失礼でもありますので文章でここに記録しておきます。

それは住宅の気密に関する質問でした。
「気密は必要なんですか?」これはおそらくメーカーさんからいろいろ説かれた結果の質問なんでしょうね。
気密はもちろん必要ですが、必要ですというよりすでにあるというか、どの程度にどんな考え方で気密の設計をしておくか、と言った方が正確な言葉ではないかと思います。

多くの住宅は気密に対して無関心というか、気密のコントロールを神経質に考えていないのです。

これを通風という日本の古来からの室内環境のワザ(技)と組み合わせて使うと気密の必要性が理解できると説明しました。

ある程度密閉するから風が起こる、密閉して風の通り道をつくってやるということです。
この住宅の中央の廊下上部にあるトップライトからは、夏の暑い日にも気密性能に裏付けられた涼風が屋根付近たまった暖まった空気と交換するかのように入ってきます。

現場の進行に合わせて再検討

設計監理の仕事をさぼろうとしているわけではありませんが、図面や模型、完成パースをお見せしても解らないことはあるはずです。
当たり前ですが100パーセントを理解できれば監理者なんて必要ないですよね。
(実はそれでも必要なんですが、ここでは触れませんがこちらも参考にしてください

新しい住まいでの生活をスタートしてお世話になることの多いのがキッチン、特に水洗カランなどはその最たるもの。
夢を語る設計からは縁が無いようにも思えるのですが合理性の結晶がデザインの美しさとも解釈できる住まい設計の世界です、大いに気にしましょう。

当事者たる建築主ご本人にはカランを持った感触や使い勝手、耐久性など、人によっては設計者が考える以上に建物の外観デザインより重要なことです。
そんなある日のメールの一節です。

カランの変更は現場への納品期限内であれば充分間に合いますよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

キッチンですが、(今更なのですが)水栓金具を変更したいのですが、
これもまだ間に合うでしょうか?

木材の検査

ご自分の家に使用される木材は解らないなりにもご自分で確認をしていただくことにしております。
木材に関する考え方は個人差があります。
もちろん建築主さんに専門家並みの評価を望んでいるのではなく、記念的意味合いとまた普段の生活では触れることのない木材関連業者の話しを聞いていただいて工事に対する姿勢を認識していただくこと、ご自分の住まいに対する責任と愛着を持っていただくためのイベントでもあります。

契約に対する材料の評価は設計者が経験を土台に行ってゆきますので大丈夫です。

でも正直言って、作品としての可愛さが先行してしまい、良い材料が揃ってしまうことの方が多かったのですが・・・・

同時に現場進行に関するご意見を窺うチャンスでもあります。

そんな課程でのメールが以下のものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すぎはら設計 杉原様

お世話になっております。////です。

木材の材料検査ですが、////でお願いできますでしょうか?
やはり、自分たちの目で確かめておきたいので。宜しくお願いします。

それから、細かい事ですが、確認させてください。

洗濯機のパンですが、大きさ(内寸)がわかれば教えてください。
確か、当初より小さいものにしたような気がするのですが、
将来の買い替えを考えると、ドラム式洗濯機も入る大型のものに
しておきたいのです。
もし、小さいものでしたら大きい方へ変更は可能でしょうか?

////////////////続く


税金対策も考慮しましょう



住まいを新築するとどうしてもくぐらなければならない関所、固定資産税、不動産取得税などの税金。
大まかな解説はこちらも参考にしてください。

どこの市町村も10月頃から現場調査をして、12月に確定するようです。
国民の義務とはいえなるべく軽傷に押さえておきたいのが人情、査定基準は国が決定してしまいますので不公平が無いと信じたいのですが、どこまでいっても人間のすることです。
どこか納得出来ないときは2月頃に相談窓口へ行けば「まけといてくれ」なんては言えませんが、申告に対する説明を受ける権利を行使する期間はあるのはご存じですか。

また税率は変わりませんが、不動産取得税などは240m2以下であれば控除額1200万円を引き算した評価額で設定してくれます。
地方自治体ごとの差はありますが、固定資産税に対しても減免処置がありますのでよくお調べになることをお奨めします。

本当にお勉強は身を助けてくれます。

以下はそんな頃にいただいたメールです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

杉原様、おはようございます。近日中に税務調査がありますが、その際建設に関する契約書が必要とのこと、私どもには、コピーしかありませんがよろしいでしょうか?念のため役場に尋ねてみますが。

家族での打合せがいい!


グレコサイドテーブル2個セット

今回のメールの中には子供さんが同行されることが書かれています。
年齢的にも特に意見を持ってみえるわけでもないのですが、否、失礼、持ってみえても理解できないかも知れません。
しかし、お会いしておくと大人になってからどんな出来事があったかを思い出してくれるはず。
打合せの最中にはお家のことなんかより外で遊んでいる方がよっぽど楽しかったようでしたが?????

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

///月///日、午後2時ごろに間に合うようにお伺いしようと思います。
子供(1才7ヶ月です。)も連れて行く事になると思いますので、落ちついてお話できるかわかりませんが,よろしくお願い
します。

また、杉原さんの設計されたお宅を見せていただく機会も頂ければと思っております。(建築中の///のお宅も非常に気になっています。)
そのあたりのお話も含めて、お会いするのを楽しみにしております。

                

建築主とのめぐり逢い・その2


スタンドランプ ベース


「そんなこと当然」と言われそうですが建築主さんからアプローチがスタートした方が前向きな内容になることが多いようです。
ホームページなどやあちこちの現場見学会などである程度の予備知識がそれなりにあり、思いが輪郭として整いつつあるからでしょうね。
子供の教育も自発性を育てることに重きをおくように、大人だって不安いっぱいのいえずづくりにパートナーが欲しいのは当然。

下のメールの文章の勢いは嬉しいというか可愛いというか、(失礼!)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんばんは。
//月の終わりにメールさせていただきました、//////です。

杉原さんのHP、メールの丁寧なお返事を見させていただいて、一度お会いしたいという結論になりました。

大変急で申し訳ないのですが、この土日(////の両日)の間にお時間いただけませんでしょうか?

もしダメでも、土曜日でしたらこちらも都合がつけられると思います。

また、何からお話していいかわからないのですが、こちらで用意していくものがあれば教えてください。

急なお願いで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

建築ブックマーク、建築ファイルに掲載されるようになってから



以下は建築ブックマークの建築ファイルに掲載されるようになってからいただいたあるメールです。
安藤忠雄さんの作品と同じ目次ページになっており、「びっくりしたよ!」とある友人からも冷やかされました。

確かに嬉しいのですが自分の文章力のなさは本人が一番良く知っています。
おかしな文章は「個性」ということにしてください・・・・という返信をしておきました。

私が「まちかどけんちくか」というひらがなの自称を作ったのは、建築家のいうには社会性の乏しい仕事内容に対する遠慮と、それでもやはり建築主の思いをしっかり具現化したいという志をひらがなに置き換えてみたのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すぎはら設計 杉原様

お世話になります。////です。
建築ブックマーク、反響はどうですか?
安藤さんと並んで載ってるなんて、凄く不思議な感じです。

次回打ち合わせですが、20日の午後に伺います。
宜しくお願いします。

話し合いの中から見えてくる我が家の輪郭や暮らし向き


スタンドランプ ベース


何度も繰り返して打合せが出来る時間があると、いえずくりのいろいろな側面が徐々にはっきり見えてきて、楽しくもあり苦しくもあります。
自分たちの住まいを丁寧に創ってゆきたいと考えて方針を定めていらっしゃる方には、
それはあとで失敗だったなと後悔しないためのベストな方法だと信じています。

以下はそんな段階へさしかかり、かなり具体的なご意見をいただけるようになったある日のメールの一節です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それでは、食品庫部分の窓をつけるのは、お願いします。
北面と西面、どちらが妥当でしょうか?両方とも耐力壁のようですが、大丈夫ですか?ここは、突き出し窓でOKです。

今の図面の2枚並んでいる窓の西側の方の前に冷蔵庫を置こうと思っています。
ですから、北面の窓は現状よりもう少し東へずらしたいです。

窓の種類ですが、突き出し窓の利点はなんでしょうか?
引き違い窓のほうが、開口の調整が利くのでいいと思うのですが。

それから、キッチンの背面カウンターと吊戸棚の間の壁に棚を作って頂く事は
可能でしょうか?カウンターに電子レンジ、その上に棚を作ってもらい、トースターを置きたいと思っているのですが。

それが出来ると、今見積もりを出してもらっているプランで不満な点が解消されて、GOサインが出せそうな気がしています。

住まいは一日の行動からプランを作ってゆく



以下は試行錯誤しながら建築主さんとプランを創りつつある課程でいただいたメールのなかの可愛い一節です。

プランを作るときには一日の行動パターンを思い起こしてもらいプランを固める基礎にすることが建築をとっつきやすくしてくれます。
逆にこれのみに終始することは別の弊害が出てきますが、そこが住宅設計のプロとしての役割であるのは当然です。
さらに、ただ賞取りを意識するのみでなく、大きなタンカーを導くタグボートのように、設計者としての経験から生まれてきた住まいに対する考え方を盛り込んでゆくことが社会的な仕事をすることに繋がってゆくように思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

主人の一日の動きを考えたとき、着替えをするという行為が、朝は出かける寸前、夜は帰ってきてすぐである事がわかりました。
さらに面倒くさがりなので、いちいち着替えのために二階に上がるということをしないという結論になりました。
もし更衣室のような場所が無い場合にも居間などの一階スペースに服を持ち込んで
常においてあるという場所が出来てしまうのは目に見えているので、それならば、置き場所&着替えスペースを確保したほうがいいんじゃないかという考えに至ったのです。

色をあなどるなかれ



建築に使う色をある人は「普通の色を使っておけば無難ですから・・・」という言葉で意見を濁してしまっている場合が多いのでは無いでしょうか?
この「普通の色」という言葉を使ってしまう人は小生の施主ではないようです。(ちょっと失礼でしたか)

学生の頃の建築学科には美術の時間がありました。
フリータイムでデッサンばかり描いていた記憶しかありませんが、たった一つ岡野教授という方と中島教授にお聴きした「建築にはせいぜい2,3色を使えばいいんです」という一言。
これは今でも納得の一言です。
バランス良く見せるには、この基本に基づいて意志を投入する配色を応用編で考える。

色をあなどってはいけません。

以下はそんな現場での流れの中でいただいたメールです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お世話になっております。

昨日頂いた外壁サンプルを家族で比較検討したところ、次の要望事項が出てきました。

B213 を基調色にしてB216 (///邸)の石粒の色と粒子の大きさをミックスしたサンプルは出来るでしょうか。

//////

瑕疵を自然に防ぐ・その2


スタンドランプ(アップル)


昨日の続きになります。

ある建築主さんの瑕疵に関する質問に対して「どの工務店さんも完璧な仕事は無理です、どれだけ契約を振りかざしても妥協を余儀なくされる場面があります」と答えたことがあります。
建築を完成された商品として受け取ってみえる建築主さんには言語道断でしょうが、どんな現場も必ず落ち度はあります。

残念ながらこの意見は外部から見ると危険な発言であったかも知れません。
しかしこれは30年の設計経験からこぼれ落ちたある意味珠玉?の言葉です。

例えは適当では無いかも知れませんが、裏返すと自民党の単独政権がいまだにお手盛りを繰り返しているように、工務店も第3者の設計監理者が指摘をしない限り気が付かない間違いはあり、それを気が付いても修正することはさらに少ないと言わざるをえません。(努力をしている会社はたくさんありますが)

少なくとも小生は、その間違いを見捨てないで、人間とガンの関係、人間とウイルスの関係のように切っても切れない宿命の関係であると考え、前向きに一緒に改善しましょうと、現代の流行のように切れないで、真正面から取り組んでいるつもりです。

今日は(も)いつになく真面目でした。

瑕疵を自然に防ぐ


スタンドランプ(アップル)


今日はというか今日も堅い話題で恐縮です。(本当は柔らかい話題が好き)
現場進行中に施主さんから頂いた意見で綴っているこのブログですが、ときとして辛辣に受け止めなければいけない場面もありました。
そのメールの内容をここに照会しても良いのですがご本人の思いと食い違っていると失礼ですので控えておきます。

かの偽装事件が起きた一因には建築士の義務である建築主への報告をしなかったことが上げられます。
(もっともこの事件は報告なんてのんきな表現で伝わるような状況ではなかったようですが)

意外と知られていないのがこの「報告義務」、建築士は建設会社と一体のもの、その管理下にある仕事と理解しておられる方は少なくはないはず、ところが本当はまったく逆の「正義の味方」。

現場が包みの中にある御菓子のように食えない菓子(瑕疵)にならないように未然に対処するのが建築士さんの仕事の一部に含まれているのです。

ところがこの御菓子、上手に建築主に渡さないと誤解を生む菓子でもあるのです。
まさに今、現場で行われている瑕疵を生む状況を伝えられた建築主は尋常な気持ちではいられないのです。
そりゃ当然でしょう!これから出来上がる大事な宝を一生かけて面倒見るのは自分なのですから。

そんな場面には、ときには建築主の気持ちを思いを込めて工事担当者に伝える心技も血の通った監理。
また冷静に淡々と粛々と工事の軌道修正に立ち合って建築主と見守るのも血の通った監理です。
そしてもちろん、設計時に考えていた竣工後の出来映えに狂いがないようにレールを外さない監理も重要です。

「どうでもいいけどね」?なんて言わないで細かな配慮が大切




落ち着いていて佇まいの良い住まいは全体としてのまとまりが良いばかりではありません。
意外と細かな配慮がなされているものです、特に表札などはその最たるものです。
多くの打合せ時間を消費していざ完成かと思いきや、表札の居場所がよくわからない、なんてことはたまにあります。

そんなある日の出来事、以下のようなメールにも多くの物語と思いが込められているのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

表札を玄関に取り付けるとする場合、具体的にどんな方法で取り付けるのですか?
例えば釘を打って引っ掛けるとか・・・
次の打ち合わせのときでも結構ですので教えてください

現場案内メールで失敗


スタンドランプ(アップル)


このメールはある日返信させて頂いたメールに不具合があり、頭をかいて謝っております。
進行中の現場の様子を見てもらうための案内を同時にしております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こちらこそ、差し出がましく指摘し申し訳ありません。
私もメールではいろいろ失敗しておりますので・・・・

今後とも宜しくお願い致します。

—–Original Message—–
From: arhiro [mailto:arhiro@grn.mmtr.or.jp]
//////////////////////////////////////
Subject: HP更新の御案内にて失礼しました

/////様
昨日は失礼しました。
初めての一括送信で失敗してしまいました。
これからはBCCに書き込むようにします、教えていただいてありがとうございまし
た。

先日お教えした神戸町の現場の建て方が終了しました。
形状が周囲と変わっていますのでよく解ることと思います。
HPでは左フレームの上から2番目をクリックして頂くとアニメーションが
始まる建物です。

               以上

————————————————-
(株)すぎはら設計    杉原 寛
arhiro@grn.mmtr.or.jp
              http://www.grn.mmtr.or.jp/~arhiro 
     岐阜県揖斐郡揖斐川町脛永908番地の1
              tel : 0585-22-1035
fax : 0585-22-2105
————————————————-

建築相談のみも大切な仕事


スタンドランプ(アップル)

いただくメールの中には、どこに相談をしていいものか迷っておられる方や、あちこち見学してみたけれど完全に迷路に迷い込んでしまっておられる方もいらっしゃいます。
結局、小生は道しるべの役目をしていたという場面もあります。
しかし、それだけで充分仕事になっているようです。というのは何に困っておられるかを身近に感じて、得るものがあるからです。

以下はそんなメールのひとつです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

杉原寛 様

  お返事ありがとうございました。
  私事で恐縮ですが、あれからまた日々状況が刻々と動き、それに対応しているうちにお礼のお返事が遅くなってしまいました。
 
 結果、とうとう土地を決めることにいたしました。
 この土地は、今現在住んでいるところから車で一分ほどと至近で、娘が小学校の校区を変わらずにすみ、北東角地であることで決めました。
 地形は南北に長い長方形から北東部を削り落としたようになっています。
この、斜めになった部分を含めて土地全体を有効に利用してみせるぞと心に決めて、決意しました。

 お返事を頂いて後、夫婦で話し合いました。
 とくに、妻がこだわりたい洋風とはいったいなんなのか、かなり突っ込んで話をしました。元来口下手な妻でありますが、どうやら彼女は、長かったおんぼろ貸家生活の
鬱憤を、マイホームの美しさ、ファッショナブルさとして昇華したいようです。
 しかし夫婦共にデザイン的に「これでなければ!」と指名買いできるほどの含蓄が
あるわけではないので、その部分をカタログやプロの方々に期待したいのですね。
 私個人的には、「いーや、自分で探し出し、選びきってみせたい。」とも思っているのですが。

 …さて、これからどうやって家を建ててゆけばよいのか、山登りの開始です。
 現在は地元岐阜の工務店(ツーバイフォー内断熱)、東急ホームミルクリークフランチャイズ工務店、ソーラーサーキット施工工務店の3店の方と接触をしてい
ます。
  構造的には、外断熱、二重通気工法と銘打つ「ソーラーサーキットの家」
に興味を引かれています。この工法について、また既存の内断熱工法について、
ご意見をお聞かせいただけましたら嬉しいです。リンクされている

 お仕事を依頼するかどうかも分からないのに、勝手なことばかり書いて申し訳ありません。
 私も、このまま工務店オンリーで行くべきなのか、設計事務所さんにもお願いすべきなのか、なんとも考えがつかないのです。
 まずは、工務店のプランの独自プランを聞いてみてからなのか…とも思っているのですが。わかりません。時間の無駄なのかも…。なにせ予算がきついですから(笑)。

 BBSのフォームを書き込んでみました。
 自分たち自身の分析にもなりました。

 ありがとうございます。それでは失礼いたします。

 ///////
   

 岐阜県//////////////////
 電話 /////////

はじめの一歩が大切


グレコサイドテーブル2個セット

初めてお会いする前にいただいたメールです。

どうしても専門家は取っつきづらいという印象を持ってこられるのが大半、多くの場合は小生の個性を前面に出すことに心がけています。
だからどうしても単なる揖斐の田舎のおじさんか?が、ちょっと頼り無いな、ということにならないスレスレを狙った応対です。
・・・・良くわからないですね。

変に堅い話はかえって中身を稀薄なものにします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんばんは。
7月の終わりにメールさせていただきました、////市の////です。

杉原さんのHP、メールの丁寧なお返事を見させていただいて、一度お会いしたいという結論になりました。

大変急で申し訳ないのですが、この土日(10/18・19の両日)の間にお時間いただけませんでしょうか?

もしダメでも、土曜日でしたらこちらも都合がつけられると思います。

また、何からお話していいかわからないのですが、こちらで用意していくものがあれば教えてください。

急なお願いで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

何が本物のいえづくりか、よく見極めて下さい。



建築は出来上がった工場製品を買うのではないという認識、これに気が付き、これを持とうと思っても持てるものではないのです。
自分はお客様だという気持ちは素直に謙虚に捨てて、一生身をゆだねるにたる本物の住まいは?
大昔のように、自分で材料を集めて組み立てるつもりで考えましょう。

下のような謙虚なメールをいただくと身が引き締まります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大垣の//////です。

いつもお葉書ありがとうございます。
まだ、土地も決定できていない状況ですが、いろいろ勉強させてください。

また、見学会等の案内頂きますと助かります。
よろしくお願い致します。

住まいのプランは焦らず辛抱強く練りましょう

プランを決定するとき、外観か使い勝手かという選択方法で自分の気持ちに決着をつけることは良くある話しですが、いっそのこと使い勝手のみに目を向けて頂いている方が良い方向に向くことが多いようです。
特にハウスメーカーさんの営業攻勢の洗礼を受けてからの打合せでは、考え方が固定してしている方と混乱している方が両極端な状態です。
今回のメールを頂いた方も、そんな狭間にいらっしゃるのが読み取って頂けるのでは無いでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すぎはら設計
杉原様

先日は遅くまでありがとうございました。
妻に図面で説明しましたが、予想通り「わからない」との反応でした。
できましたら建築現場の見学をさせていただけると助かります。
もし不可能でしたら模型を見させていただけるのでも構いません。

如何に共有部分を減らしてコンパクトにするかという点もうまく伝わらなかったかもしれません。

私は、機能重視にしたいのですが、妻は外観を捨てれないようです。

市役所で浸水予想図を入手し確認しました。(図面はHPと同様不鮮明です)、R//と駅の位置からすると白色のようです。
(床下収納の可能性が出てきたのでうれしいです)

勝手なお願いばかりで申し訳ありませんが、ご検討の程、お願い申し上げます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

慌てないでゆっくり考えましょう。
こればっかりはマイペースで・・・・・・・

現場進行中のメールには息づかいが聞こえます

今日のメールは驚くほど短文、おせん泣かすな馬肥やせみたいな?
現場も進み、定期的に現場で打合せをしていることもありますが、用件だけを書けば意志が通ずる時期ということです。

お隣さんとも現場の進行にともない「親交」を深めていかれているということでしょうか?
こんな提案をお隣からいただけるということは幸せな話しです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

21日はありがとうございました

22日に草刈りをしていたところ、お隣の///さんより境界線部分のブロックとブロックの間をコンクリートで固めて欲しいとの提案があり費用についても折半したいとの事でした。
今後の工事で対応していただきたく様お願いします

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

短文ですがとても現場の状況が良く伝わってきます。

住宅金融公庫の価値



住宅金融公庫は利用しましょう。
建築主としては融資という面から利点があったようですが、設計者としては従来よりあるバイブル的存在の仕様書を使用しての品質確保という点から意味をもってきます。
請負者としては、検査が増える分素直な気持ちは避けたいところでしょうが。

そんなある日のやりとりです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつもお世話になります。
本日、設計審査合格の通知が着きました。ありがとうございます。
順序からすると次に公庫より融資予約通知書が送付されてくる事になると思います。
これで融資が確定する事になります。
(上記の事、すぎはらさんはご存知で書かなくても良いのでは?と言ったのですが、
書いた通り打てといわれたので
仕方なく・・・・)

浄化槽工事の補助制度を利用する場合、工事着工前に役場に申込書を提出しなければ
ならないとの事でした。
又、工事に役場の職員が立会い、写真などを撮って記録していくとの事です。手続き
等よろしくお願い致します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

浄化槽の補助金申請もしかり、建築主さんにとってもいろいろ大変ですが、がんばりましょう。

設計上の工夫部分の説明・その2

家具を考慮に入れていない平面計画は世の中に意外とたくさんあります。
また耐震性やデザインなど建築設計の骨組みとなる部分にだけ気を取られている設計家もたくさん見かけます。
家具の存在を軽視した設計、家具をなで回すように見つめることが出来る設計家が本物になれると信じています。

以下のメールも設計上の家具の工夫を説明する課程でいただいた疑問メールです。

テーブルという存在と足は家具を創る面白い部材です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつもおせわになりありがとうございます

テーブルの件について私の認識不足で理解してなかった事と、図面を見ないで思い込んでいたため急にストップをかけてご迷惑おかけして申し訳ありません
 最初は固定式だったのが、何かのときに動かせるほうがよいとお話してそのようなテーブルにしていただいたと思うのですが、私は普通のテーブルのように足が4本でカウンターに付けて置き、何かの時には動かせるものと思っていました。
図面で確認すればすぐわかったのに、見ないでいてずっとそう思っていて、日曜日に家具屋さんに椅子を見に行って図面を見て、足が3本で固定してあると聞きそれでは移動しても立たないと思ったのと、テーブルが途中で切れた形はやはりまずいかと・・・・・ 上に書いたようなテーブルに変更は可能でしょうか?  
主人は一人掛けの椅子とベンチ?式で3人位座れるものにしたいと思っており、そうなるとテーブル・椅子・ベンチ式の椅子と全部バラバラになってはどうかなと思っています。
 11/6の打ち合わせのときでも間に合うのでしたら、その時にお話をしたいのですが・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

素直な疑問に答えて一歩ずつ完成に近づける作業に生き甲斐を感じます。

設計上の工夫部分の説明

このメールの文中「ダイニングの煙突」とは煙突ではなく、床下に引き込んだ夏の夜の冷気を室内天井付近まで引き上げるためのダクトです。
この地方では、夏の夕方から夜半に地面付近の冷えた風を感じることが出来、それを換気扇で床下に引き込んで、エアコンの稼働時間を短くしてやろうという設計上の工夫です。
設計時点での説明だけでは理解しずらく、現場で目前にすると「なんだこの煙突は?」となってしまいました。

そんな驚きのメールです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日はありがとうございました

ダイニングの煙突は空気の流通に使用するとのことですが、その経路や動力源はどのようになるのですか?

11月中の休日予定は下記のとおりです よろしくお願いします
///////// です
/////////は妻が同席できると思います

あと、ダイニングテーブルについていくつか確認したいのですが
・SC-T固定式と図面にありますので床面に直接固定する形のものですか?

・テーブル自体は簡単に移動できると思っているのですが?

・テーブルの足は何本で位置はどこですか?(図面では中央部3本となっていますが)

・家電収納と交差する部分についてはどうなるのですか?はめ込む形になるのでしたか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

面白い工夫はテーブルにも考えてありました。
現場で首をかしげていらっしゃる建築主さんが目に浮かびます。

いえ創りには参加しましょう

たぶん小生が建築の世界に住んでいなかったら、きっと興味をもってしまい、いや持ちすぎてしまい、現場では怖がられてしまうようなはめになるのが想像できてしまいます。
経験がものを言う建築の世界ですが、専門家任せにせずに興味をもって見守りましょう。自分が住む家です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

御世話になります。先日////さんへ行き、4月22日に駐車場を利用させていた
だく旨承諾をいただきました。これで一安心です。
当日の天候が良い事を願っております

 さて、以前にもお話したとは思いますが基礎工事には時間をかけて確実に行ってい
ただくよう/////さんの方へのご指導をよろしくお願いします。

 具体的にはコンクリートの養成期間は最低3週間は必要ですし、アンカーボルトは
天端の中心を出すためにも先付けを原則としてください。
又、当然の事ですがコンクリートの打ち込みの歳,水の補給は厳禁ですし工場からの運
搬時間を考慮するなど他にも捨てコンとか防水シートのはり方とかいろいろとあると
思います。

まずはご連絡まで

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

たしか地鎮祭の支度をしてらっしゃったように記憶しています。
現場の向かいにはちょうど良い広さの空き地(駐車場)があり、お借りできることになりました。

プランの検討は家族全員で

この日のメールを読むと、どうやらプランに対する意見をお書きになっている途中でお母さんから子供さんへバトンタッチしています。
そんな情景が読み取れる微笑ましいものでした、こんな出来事があってこその「いえ創り」です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつもお世話になりありがとうございます。
今日名古屋のトステムショールームに行って来ました。
玄関ドアは思ったよりずっと軽く開閉が出来ました。ショールームの玄関ドアには下部に車椅子の衝撃防止の板がついていてオプションとの事ですが、これは必要でしょうか? 見た感じシルバーの色が違和感ありました。
それと玄関のドアの色は黒しかないのでしょうか?  
 図面にあるドア・サッシを見せてもらいましたが、居間に通じる引き戸の型が3月より新しくなっているため現物はなく、新しい型を見せてもらいました。図面番号26の中央部で、UH-BGがUH-BUになっていましたが我が家のドアは新しいほうになりますか?
また、一階トイレのドアですが、有効開口が754mmと説明を受けましたがこの寸法だと車椅子での出入りには狭いと思いました。
スムーズに出入りできる広さのドアにしていただきたいと思いますが可能でしょうか
? (真っ直ぐなら何とか入れますが、斜めに入り便座近くにつけようとするのは困難な気がします)
よろしくご返答をお願い致します。

ここからはメールを有効に使えない両親に代わって息子がトイレのドアの有効開口について説明させてもらいます
一応携帯で撮った画像と図を添付しておきます。
口で説明しないとわかりにくいかもしれませんが、つまりはドアの取っ手を携帯で撮った写真のようにしてトイレ側の取っ手をドアにはめ込み、トイレ側に収納されるドアを廊下側に収納する、そうすると取っ手の分だけ有効開口が広がる・・・といった感じでしょうか?
どうやら今のままだと車椅子の出入りが難しいと思われるので上記のようにドアを変え有効開口を広くしたい様です
多分添付した図を見ていただければお分かりになると思いますが、本人達は口で説明したいみたいですのでもし分からないようでしたら次回の訪問まで申し訳ありませんがお待ちください

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もうひとつ特筆するべきは、打合せに文明の利器、携帯がよく登場することです。
ショールームでの感想を携帯電話の画像転送で教えて頂きました。

見積の不明確さはなくしておきましょう

見積が提出されてからの作業は内容をよく検討することです。
最近話題なった良くないリフォーム業者の一式見積などのようなピントの合わない、もやもやした気持ちのままで知らずにこんなものかと諦めるようなことは、設計者が監理している現場ではありえません。
是非、理解できないことは解明しておきましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日はありがとうございました

////さんへの質問があります。
・ 浄化槽工事についてですが、本体以外の埋設工事の内容がどうなっているのか?
・ 天端コンクリート工事の内容は?
・ テレビの設備工事の6分配器はどんな機種のものか?

 基礎工事の防湿フィルムの使用㎡が82㎡と89㎡と両者の数値が異なるのは何故
ですか?
図面でいくとどれぐらいの㎡になるのですか?

////さんへの質問ですが、基礎工事のアンカーボルトの内容が記入されていませ
ん。
ボルトの数は図面で決まっているのでは?
雑コンクリート打ちとあるのは、具体的にはどんな場所などを言っているのでしょう
か?

 タイル工事について両社の㎡の数値がかなり違っています。
これはどうしてですか?
////さんの床、砂岩タイル150角はどこの床ですか?
もし玄関だとすると高橋さんのほうは3倍もの広さになっています。この違いはどう
してですか?

 大変細かい部分の質問で申し訳ありませんが、今後も疑問に思ったことは尋ねてい
きたいと思いますのでよろしくお願いします。

/////

こんな具体的な質問メールもありました

かなり詳しく具体的データを教えて頂いた上でのお訊ねでしたが、どちらかというと工務店さんへの質問された方が良いようにも思えました。
もちろん想像できる範囲で返信させて頂きましたが、焦点の絞り込みがはっきりされておりますので、ちょっとびっくりしました。
ホームページを開設してまもなくの頃のメールでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

初めまして。
現在自宅の建築を検討しております///と申します。
よろしくお願いします。
今、予算的なことで苦慮しており、下記条件で果たして(予算
的に)可能かをご教示願いたくメールをさせていただきました

予算は全て込み(建物、設備、擁壁等外溝、設計管理費、浄化
槽、水道管引き込み、登記費用、租税公課、引っ越し費用、ロ
ーン経費等一切)
すぐ住める状態として。なお、庭工事は不要。
//0,000,000円
借入は
//0,000,000円

・土地は//市に所有しており、22条地域。現況は畑、40
0mm程度道路面から盛り土されている。
・土地は北側6m道路に17m接道、奥行きは22mの長方形

・ハザードマップで1.5m冠水可能性ありとされており、道
路をGL0mmとして基礎天端GL1700mmまで上げたい。
 上げるのは建物部分+犬走り及び庭(小さくてよい)、その
他の部分は畑として現況のまま残す。
・建物は北側に寄せ、南側はできるだけ多くのスペースを畑と
して残したい。
・上げ方としては、擁壁+高基礎(600mm~800mm)と考
えているが、十分な耐震性は必須。
・基礎は鋼管杭が望ましい。
・建物は平屋、30坪程度。
・断熱材はグラスウール、ロックウール等の繊維系及びセルロ
ースファイバーは不可。
・構造はパネル工法など、十分な耐震性のあるもの。
・ビニールクロス不可、合板を使用するときはF☆☆☆☆のも
の。接着剤も澱粉系などシックハウスの原因と思われるものは
排除。
・真壁とする。
・棟換気、壁内換気を十分に確保したい。
・窓は2重サッシ。
・屋根は瓦噴き。

よろしくお願い致します。

見積はしっかりやって欲しいですよね

建築工事を見積合わせに出すと工事業者によって癖があり、(というより個性といった方が語弊がないか)苦労を強いられる場面があります。
そんなときは、やはりもやもやした思いをかかえているより直接会って頂くのが良いようです。
そんな場面のメールを照会します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

本日、住宅金融公庫の申し込み手続きが完了しました。ありがとうございます

つきましては三月中に、工務店さんを決められればと考えております。先日も申し上
げました通り予算は税込//////万円です。この金額以上は借り入れることが出来ませ

私共としては、杉原さんのお話のとおり、強度等で問題がないとするならば、木材の
レベルを下げれば上記の金額での建設は可能なのではないかと考えています

三月//日、もしくは///日に各工務店さんの責任者の方と直接お会いしたいと
思いますので、連絡をお願いします。

午前中に///さん午後より///さんの予定です。
私のほうから会社のほうへ出向きますのでその旨お伝えください

見積書に関して疑問に思った点を明記します

・ 外壁工事では
  透湿防水紙の算出㎡が双方にかなり違いがありますどうしてでしょうか?///さ
んは176㎡が基礎ですが///さんは206㎡です

・ 屋根工事では
  図面上の面積の数値は?双方に違いがありますが?///さんのセラストーン瓦に
ついて内容が明記されていません何故でしょうか?

・ 塗装工事については壁面の面積値が違っています
  ////さん 185㎡       ///さん 158㎡

 これだけ数値に相違が見られるのは各会社のほうがきちんと見ているとは思えませ
んがどうでしょうか?

                         三月///日 /////

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もちろん間違いは間違いとして見積の段階ではっきりさせておくことに、どの業者のかたも賛成してくれます。
各社、数量拾いに違いがみられるのは、確実に誰もが同じ規準に依っていないからです。
やはり信用の眼差しでお互いを見つめ合うのが工事の精度を上げるのには大切なポイントのひとつですから、それを確認するのに時間をさくことは有意義といえます。

住宅新築の夢をみるのはタダ? ですよ

もう5年前ですが、こんな心地の良いメールをいただきました。
こんなメールをいただくと仕事が楽しくて、やっていて良かったなと感じます。

いえずくりには、どうしても丸いもの(お金)が必要です。
売り上げや利益最優先のハウスメーカーさんは、いえずくりを美化したコマーシャルをひっきりなしに放映してくれますが、やはりというかそれは建築主との出会いのきっかけずくりの道具でしかない・・・・ように思えてしまう。

建築設計者はいえを売っているのではなく、いえずくりを売っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

はじめまして。
25歳の自称やんまま(?)//////といいます。
1歳10ヶ月と4ヶ月の子供がいます。
最近、旦那と家作りのことを話すようになって建築屋さんの情報をたどっていたら
杉原さんのHPにたどり着きました。
岐阜県の可児郡////町に住んでいます。
近隣の加茂郡////町に60坪の土地を持っているのでいずれは家を建てたいと思って
います。

杉原さんのHPで楽しそうな人柄が伝わってきました。
こんな建築家さん(設計士さん?)が近くにいたらいろいろ相談したいのに!と思っ
て思わずメールしてしまいました。

私たちの「家」に関する現在の理想は
1、60坪の中に2台車が入る3畳程度の旦那の部屋がついたピットを作る。
2、家は4人の家族が住めれば無意味な部屋は要らない!
 よって、LDKと夫婦の寝室、2つの子供部屋があれば十分。
3、4人家族が毎日顔を合わせて、仲良く住める家。全部の部屋が壁で仕切られず、ひと
つの空間の中に存在する家。
 玄関から子供部屋へ直行できる家は絶対にいや!
 子供部屋がLDKのロフトのように存在するのが理想。(子供にとっては住みにくいか
もしれないけれど)
4、おてんとうさんがさんさんと降り注ぐ家。
5、できる限りローコスト!!!でも、頑丈(実はこれが一番大事)
です。
ちなみに鉄筋ではなく暖かいぬくもりのある「木」に限ります。

こんな夢のような家、本当にできるのか?という建築家泣かせな話ですが、
家を建てるまでまだまだ時間はあるのでその間にこんなことをいろいろ話しているの
がまた楽しいんですよね!
夢を見るのはタダですから!

「建築は生活の容器」とは、正に私たちの思い描く家にはぴったりの言葉だと思いま
した。
建築のことなどさっぱり分からない私が一級建築士さんにメールをうつなんて……と
いう感じですが、
とにかくHPを見て建築士さんってとても固いイメージがあったのにちがうのかな、と
ちょっと感動したのでメールしました。
これからも夢のあるお仕事してくださいね。

もし、時間があればこんな家できるのかなあ!?の疑問に夢のあるお返事を……。
気長にお待ちしています。

************************
 //////////////
 //////@clsjp.net
 tel&fax ///////
************************

自分の思い通りになるのが良いいえずくりとは限らない

どなたも自分の理想のいえずくり像をお持ちでしょう!?
その中のひとつに「思い通りになること」というのがあるでしょう、これはときとして設計経験者から見ると頼り無く疑問を持たざるをえないときがあるものです。

もっと具体的に言えば建築主の意に反することもあります。
意に反せず受け入れに無理をしたのがかの「偽装事件」です、そして設計料をいただいているからこそ意に反することも言うのです。それがプロたるゆえんなのです。

今回のメールは省エネルギー設計をご希望された中から、その目的に向けて矛盾点を整理する意見交換から最後にいただいたメールです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

杉原寛・奥様
昨年は、大変御世話になり、ありがとうございました。
本年もよろしく御願い致します。
さて、今年最初の打ち合わせは1月10日午後よりとしたいのですが、杉原さんの御
都合はいかがでしょうか?
 ライフラインについては、従来よりガスによる煮炊きを希望しておりましたが、
「電気でも結構上手く炊き上がる様子を体験しますと、オール電化でも良いのかなと
ゆう気持ちになりました。
調理道具など限定されてしまう難点はあるものの、月々の維持費など経済効果を検討
してみるとオール電化による生活もいいのでは!!やはり杉原さんの言われる通り、
オール電化で設計していただくのが最良との結論になりました。
 給湯設備は深夜電力利用タイプで560㍑サイズ、又キッチンについてはIHコンロ
が何種類かあるようですので、相談の上決めていこうと考えておりますのでよろしく
お願い致します。
 以上、まずはご連絡まで

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

建築主のみなさん、建築主の希望に対して人の良すぎる設計者や工事業者には注意しましょう。

住まい方サーチシート

ちょっと長いようですが以下は「住まい方サーチシート」から投稿頂いたメールです。
このサーチシートはプランを練る際に建築主さんのライフスタイルを現在と将来という時間経過という切り口で、将来の住まい方を提案できないかと作ってみたのですが、正直言ってちょっと長すぎてみなさん疲れるみたいです・・・・トホホ

以下に紹介しますが、個人名は省いています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

name//////////////////////
email=//////////////////////
homepage=
seibetu=male
age=30
sikichi=betunotochi-sinchiku
sikichi-menseki=    224.42m2x0.3025= 67坪
sikichi-taiyou=北側に離れること約1キロにこんもりとした山がある。東西南は平野。ビルなどもない。
sikichi-huyunokage= 冬場に見たことがない。
sikichi-tonarimado= 北と東は道路を隔てて旧民家。西側は未建築の土地で不明
sikichi-takaitatemono= 北の道路を隔てて二階相当の蔵 南に二階相当の倉庫
sikichi-kazenonagare= よく分からない。現在は風通しは良い。4区画すべて家が建つと?
sikichi-kesiki= 人間の身長の高さから見ると、現在は西が田んぼで広がりがある。
sikichi-kouteisa= ほとんどない。広域的には、東に行くにしたがって、若干高くなる地形。
sikichi-tonaripet= よく分からない。西側は未建築。
sikichi-sonota=既存宅地だが、大きい建物が建ったことはないらしい。納屋か倉庫程度。
kurashi-nyukyo=  例: (  //// )年 (   )月 頃に入居したい
kurashi-doukyo=  パパとママと子供たち3人 猫5匹
kurashi-koureisya=  すぐにはないが、ある程度見据えた設計をしたい。
gaikan-image=youhu
kousei-1=watashi
kousei1-age=30
kousei1-name= //////
kousei1-mirai=日本中を飛び回っていたい
kousei1-hobby=フリーライター
kousei-2=tuma
kousei2-age=30
kousei2-name= /////
kousei2-mirai= /////で看護士
kousei2-hobby= /////
kousei-3=chojyo
kousei3-age=<10 kousei3-name=  //// kousei3-mirai= 高校生 kousei3-hobby=心優しきお嬢さん kousei-4=jijyo kousei4-age=<10 kousei4-name=  //// kousei4-mirai= 中学生 kousei4-hobby=活発でおしゃべり kousei-5=tyounan kousei5-age=<10 kousei5-name= ///// kousei5-mirai= 小学生 kousei5-hobby=パパを超えそうなドライダー kousei-6=koneko kousei6-age=<10 kousei6-name=  5ひき kousei6-mirai= 寿命あと10年くらい kousei6-hobby= 食事昼寝爪とぎ kousei-7=sohu kousei7-age=60 kousei7-name= 未同居 kousei7-mirai= kousei7-hobby=  kousei-8=sobo kousei8-age=60 kousei8-name= 未同居 kousei8-mirai= kousei8-hobby=  kousei-8=sohu kousei9-age=60 kousei9-name= 未同居 kousei9-mirai= kousei9-hobby=  kousei-9=sobo kousei10-age=60 kousei10-name= 未同居 kousei10-mirai= kousei10-hobby=  kousei-11= kousei11-age=10 kousei11-name= kousei11-mirai= kousei11-hobby=  lifestyle-raikyaku-genzai=sukunai lifestyle-raikyaku-syourai=hinpan lifestyle-tomarikyaku-genzai=nasi lifestyle-tomarikyaku-syourai=hinpan lifestyle-kodomofriend-genzai=hinpan lifestyle-kodomofriend-syourai=hinpan lifestyle-danran-genzai=いつも居間に集まっている lifestyle-danran-syourai=いつも居間に集まっている lifestyle-televi-genzai=居間でよく観ている lifestyle-televi-syourai=テレビは好きだが縛られない家 lifestyle-music-genzai=家の中で聴くことはあまりない lifestyle-music-syourai=音楽を聴き易い環境にしたい lifestyle-kuturogi1-genzai=パパは居間でごろ寝 lifestyle-kuturogi1-syourai=ガレージ 家庭菜園 薪割り lifestyle-kuturogi2-genzai=ママも居間でごろ寝 lifestyle-kuturogi2-syourai=ごろ寝? lifestyle-kuturogi3-genzai=子供はお絵かきや工作やテレビ lifestyle-kuturogi3-syourai=望み、求め、実現する力を育てたい lifestyle-syokuji1-genzai=朝食はコタツテーブルで一緒 lifestyle-syokuji1-syourai=椅子の生活がママの夢 lifestyle-syokuji2-genzai=昼食はパパと子供3人 lifestyle-syokuji2-syourai=だんだん子供は給食になる lifestyle-syokuji3-genzai=夕食は家族全員一緒 lifestyle-syokuji3-syourai=夕食は家族全員一緒 lifestyle-syokuji3-genzai=台所仕事中も子供と会話する lifestyle-syokuji3-syourai=子供たちと一緒に料理作り lifestyle-hureai1-genzai=パパが決定権をもった家族会議 lifestyle-hureai1-syourai=パパが決定権をもった家族会議 lifestyle-kodomolife1-genzai=お絵かき、工作、ビデオ、外遊び lifestyle-kodomolife1-syourai=自分で工夫する lifestyle-kodomostady1-genzai=日記書きは自分の机 lifestyle-kodomostady1-syourai=すきなところでしてよい lifestyle-syusin1-genzai=全員リビングで布団 lifestyle-syusin1-syourai=パパとママはベッドにしたい lifestyle-syusin2-genzai=起床時間はほぼみんな一緒 lifestyle-syusin2-syourai=ほぼみんな一緒 lifestyle-syusin3-genzai= lifestyle-syusin3-syourai=あまり遅くまで勉強してほしくない lifestyle-toilet1-genzai=パパは小便器がほしい!!! lifestyle-toilet1-syourai=介護は想定したトイレにしたい lifestyle-toilet2-genzai=ママと子供は洋便器 lifestyle-toilet2-syourai=車椅子対応まではやりすぎ? lifestyle-bass1-genzai=ユニットバス 家族全員で入る lifestyle-bass1-syourai=洗い場を広くとりたい lifestyle-bass2-genzai=1階にある(平屋) lifestyle-bass2-syourai=白系ユニットバスは飽きた lifestyle-senmen1-genzai=風呂場の前 lifestyle-senmen1-syourai=独立させたほうがよい? lifestyle-genkan-genzai= そっけない lifestyle-genkan-syourai=素敵に飾りたい(ママ) lifestyle-kajisitu-genzai= 効率よくない(貸家なので) lifestyle-kajisitu-syourai=洗濯全般の作業を楽にしたい lifestyle-engawa-genzai= ない lifestyle-engawa-syourai=不要? lifestyle-nando-genzai= ない lifestyle-nando-syourai=なるべく外に倉庫は作らない lifestyle-kaidan-genzai= ない lifestyle-kaidan-syourai=素敵にしたい(子供、ママ) lifestyle-shako-genzai= 露天 lifestyle-shako-syourai=こだわりのガレージ lifestyle-hanare-genzai= lifestyle-hanare-syourai=必要ない lifestyle-niwa-genzai= lifestyle-niwa-syourai=緑の芝と家庭菜園の両立 lifestyle-sonota-genzai= lifestyle-sonota-syourai=屋根上に出られるようにしたい lifestyle-hobby1-genzai=例:もっぱらアウトドア派 lifestyle-hobby1-syourai=例:もっぱらアウトドア派 lifestyle-note= 我が家はパパとママの仕事の性質上、一般的サラリーマン家庭に比べて家の中で家族全員がそろう時間が長い。とくに、パパがママの仕事中の育児を担当しているので、なるべく子供の育てやすい家であることが最も重要な点である。パパがいらいらすると、家族全員にそのマイナスが波及する。  パパもママも、根本的にはものぐさ。几帳面という言葉には程遠い。 しかし、子供も多くペットもいるので、整理整頓と清潔さにはこだわりたい。ぐずぐずとモノや埃が堆積してゆかないよう、機能的な家事がこなせる空間づくりをしたい。  猫は5匹。増えることはない。それらの世話(トイレ、ブラッシング等)をしやすい機能的な「猫のトイレその他空間」が一つほしい。  猫たちが落ち着いて休めるスペースを、各個にひとつづく作りたい。  猫の抜け毛が吹き溜まりにくく、かつ掃除しやすい家でなければならない。この意味でも家の換気機能は重要である。  各部屋が猫にとってはウォークスルーにする。人間用トイレも。  来客、両親宿泊用和室には猫は入れない前提。  ただし閉じ込められると無用な傷を作るので、片道ウォークスルーは必須。  ガレージは単に車庫ではなく、日曜大工、子供たちの工作、パパと息子のクルマ、バイクいじり、スキーやアウトドア用品、家庭菜園用農具の収納庫など、多様に活用したい。内部にはロフト状の荷物置き場なども作りたい。  ママとしては、この10年おんぼろ貸家暮らしが長かったので鬱憤がたまっている。ゆえに暮らしに美しさや素敵さを持ちたい。家本体、玄関、庭、リビング、寝室、キッチンなどなど、それぞれに美しさを求めたい。  その他、まだまだ書ききれないけれどこのあたりで一息…。 bihin1= bihin1-syori=mochikomi bihin1-size= bihin1-syoyu= bihin2= bihin2-syori=mochikomi bihin2-size= bihin2-syoyu= bihin3= bihin3-syori=mochikomi bihin3-size= bihin3-syoyu= bihin4=  bihin4-syori=mochikomi bihin4-size= bihin4-syoyu= bihin5=  bihin5-syori=mochikomi bihin5-size= bihin5-syoyu= bihin6=  bihin6-syori=mochikomi bihin6-size= bihin6-syoyu= bihin7=  bihin7-syori=mochikomi bihin7-size= bihin7-syoyu= bihin8=  bihin8-syori=mochikomi bihin8-size= bihin8-syoyu= bihin9=  bihin9-syori=mochikomi bihin9-size= bihin9-syoyu= bihin10=  bihin10-syori=mochikomi bihin10-size= bihin10-syoyu= bihin11=  bihin11-syori=mochikomi bihin11-size= bihin11-syoyu= bihin12=  bihin12-syori=mochikomi bihin12-size= bihin12-syoyu= bihin13=  bihin13-syori=mochikomi bihin13-size= bihin13-syoyu= bihin14=  bihin14-syori=mochikomi bihin14-size= bihin14-syoyu= bihin15=  bihin15-syori=mochikomi bihin15-size= bihin15-syoyu= bihin16=  bihin16-syori=mochikomi bihin16-size= bihin16-syoyu= bihin17=  bihin17-syori=mochikomi bihin17-size= bihin17-syoyu= bihin18=  bihin18-syori=mochikomi bihin18-size= bihin18-syoyu= bihin19=  bihin19-syori=mochikomi bihin19-size= bihin19-syoyu= karute-note= submit=送信 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ここまで読んだ方はきっと本気でいえずくりを考えていらっしゃる方でしょう。 きっと!!!

これが本当のオーダーかもしれません

100パーセントのオーダー製品は一般的ではないのが現実です。
しかし、各メーカーの良いところを建築主さんと選択してゆく課程でのメールです。
結構苦しそうなのが読み取って頂けるでしょう・・・・・・・・・・・笑

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

//////様
お世話になります。

メーカー製品は、個々の性能はよく出来ており、仮にオーダー製品が同額で造れたとしてもメーカー既製品の方が優れているようです。納品後のメンテナンスもメーカーの方が安心できます。

1.システムバスはメーカーを長持ちなタカラと固定するならば、現在検討中の品物では、やはり片引き戸の戸以外は取り付け不可能のようです。
したがって、平面図のシステムバス全体のヨコをタテ位置にして、3本引き戸として、(浴槽が東西長手に配置する)
窓は、西面か東面に明けます。(タカラに尋ねたら可能とのこと)
・・・・・屋根の納まりも含めてこれで検討してみます。

2.家電収納カウンターの内、収納の開き戸を引き戸とすることは、真中のトーメー戸部分は引き戸となるそうですが全てを引き戸とすることはタカラでは製品がないそうですので、家電収納カウンターをまるごと他メーカーとしなければなりません。
したがって、扉の仕上げの色と仕上げは、流し側とは色違いとなります。(メーカーを変えても構わないと思います)
・・・・・これで検討してみます。

全てをフルオーダーという手もありますが、やはり機能の面で不合格となるでしょう。
また、これらだけの方向に限らず、いろいろ探してみます。

それから今後の進行予定については、大まかに以下のようです。
気苦労が伴うかと思いますが、前回のような細かな検討を何回か、重ねておくことになりますので、臨機応変に打合せが蛇行します。
いつまでに何を、はっきり書けないのですが、こんなことを繰り返すうちに理解できたり、少しずつ実感が湧いてきたりしますのでどうか宜しくお付き合いください。

----------------------------------------------
    
      //////邸 打合せ・設計 日程計画 

概略、以下のようになります。

8月
平面的部屋配置・面積の検討 敷地内配置の検討 

9月
平面的+断面的検討・(立面図・断面図・パースなど)

10月
平面的+断面的検討・(立面図・断面図・パースなど)香田邸にてキッチンユニットバスなどの詳細を
計画図と比較して確認してみる

11月
平面的+断面的検討・(立面図・断面図・パースなど)設備方法・使用機器の設定確認・設定予算の確認

12月
仕上材料の設定確認 見本品

1月
実施設計図による再確認

2月
設計図のまとめ

3月
工事業者の入札・資金計画の確認・工事契約内容の確認(支払時期・分割方法)
【初旬より住宅金融公庫申込受付開始】

4月
住宅金融公庫融資予約・工事契約及び着手・建築確認申請の提出

5月

————————————————-
(株)すぎはら設計    杉原 寛
arhiro@grn.mmtr.or,jp
              http://www.grn.mmtr.or.jp/~arhiro 
     岐阜県揖斐郡揖斐川町脛永908番地の1
              tel : 0585-22-1035
fax : 0585-22-2105
————————————————-
            
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

設計内容の理解を深める努力

模型の代わりにCGのパースを作ってみたことがあります。
こちらとしては、それまでの打合せ内容をまとめる意味を込めていました。
残念ながらソフトの能力不足も手伝っていて完全に描き切れていなかった部分も残っていたこともあったからでしょうか、説明で理解して頂いたものが大半でしたが、修正事項もありました。

そんなある日のメールが以下です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

杉原様
 今年は大変御世話になりました。
立体的な見取図を拝見して、改善して欲しい事が幾つかありますので、下記に列挙い
たします

・ 階段より□の手すりの設置

・ 二階トイレの階段側壁面を出来れば天井まで高くしてほしい

・ 屋根裏収納の各部屋の仕切りについて空気の流れをさまたげない工夫をして設置
してほしい(例 開閉式の格子戸)

・ 二階リビング西壁の収納を作成して(テレビ格納部分要)ほしい

・ ダイニングテーブルを可動できる様に考慮してほしい

・ その他郵便受けの形式や一階はりの色合いが少々濃すぎる気がします

以上よろしくお願いします。
                          //////

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

小生としてはCGを作り上げた満足感でしたが、ご本人たちはずっとシビヤに見て頂いていました。
強調しておきたいのは、CGが無ければこんな質問さえ存在しなかっただろうということです。

試行錯誤、紆余曲折の毎日

こんな時もあります。
どんな著名な設計者も建築主にとって何が最高かは解るはずもありません、解ったような自信ありげに話す設計者は威張ってるだけか、「偽装」かに間違いありません。
話し合いを受け入れてくれる設計者を選びましょうね、設計者も人間ですからその人にとって何が最高かは解るはずもないのです。

ある日の焦りのメッセージメールを載せました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

遅くにメールして申し訳ありません。
プランが具体化してきているのに、「えっ今さら何を言い出すんだ!」と言われる事
をお願いする失礼を許してください。
奥様がアムウェイを知ってみえるのでご存知かと思いますが、インダクションレンジ
と言って電磁調理器があり一台持っててすごく便利です。
今度新しいのが発売され購入する事を決めました。
で、2台あればガスを使わず電磁調理器で料理が出来るのでは?と昨日から考えており
でももうガスと決めたし、まっいいかと思いました。
その事を今日主人が帰ってきてから話すと「ちゃんとオール電化の説明を聞いて、その上でお母さんがやはりご飯はガスじゃなきゃと言ったからやめたんじゃないか」と怒られました。
実地設計に入っているのに見積もりし直しとか大変なんだよ。と
言われ、よく説明を聞いてよーく考えずに決めたと言うか、ガスを使わないで電気だ
けの生活がどんなものか想像出来ず、人に聞くと浸透していないせいもあるかと思い
ますがいいという人がいなかったし、自分でもガスを使いたかった。 
急にそんな事、またよく考えずに言っているので、最初からの計画通りでいいし、オール電化にしたらまたそこでいいのかなと思うだろうし・・・

主人に、杉原さんびっくりして頭を抱えるかも知れないけど、今の気持ちを正直に伝
えてガスにしろオール電化にしろ納得して決めたほうがいいから、年末で忙しいに決
まっているけど、すぐ連絡をして年内でも夜会えるのなら行ったほうが良いと言われ
ました。
とにかく今日のうちにメールだけでも送っておいた方が良いと思いましたが、なかな
か文が作れずこんなに遅くなってしまいました。

今頃になってこんな事を言い出して申し訳ありません。どうしたらいいですか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんなメールをいただくとやりがいを感じます。

デザインを考えるにも機能の確認も必要です



プラン策定の段階では以下のようなメールをお送りしています。
建築デザインと他の分野のデザインとは違う点があります。
それは人間の生活との関わりを大切にするということです。地道な検討の末に導かれる答えは美しいデザインになりますが、決して画家の才能のそれとは同一線上にないものです。

以下はそんなやりとりの課程の一部です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

//////様

お世話になります。
次回打合せについて御報告しておきます。

1.システムキッチンについては、クリナップとタカラの営業マンさんに前回お聞きした条件をなるべく
満たすような内容の見取り図とパース、設計見積を依頼してあります。
たぶん間に合うと思いますのでそれをタタキ台に検討してください。

2.階段の納まりを検討してみました、ただ、かなり寸法的に苦しいです。
また、ご相談したいと思います。

3.玄関部分を引き戸としてみました。
今度は、玄関に限らず、室内各部の内観パースを作ってみましたので見てください。
イメージが掴みやすいかと思います。

4.設備について、オール電化にするかどうかということは、空調、電気、給水、給湯と全てに関連しますし、
もっと、時間をとって考えた方が良いと思います。

5.2階には、ミニキッチンを設置するようにしております。
将来のこと、公庫の2世帯設定のことなどを考えて、その方が良いかと思います。
ただ、公庫が認めるかは設計審査を受けるまでは確定しませんが。

6.サンゲツのショールームをお尋ねになったのならば、また感想をお聞かせください。

それから、提案なのですが、打合せ時間が短いようにも感じますので、
////様の都合で昼からにしても良いのですがどうでしょうか?

————————————————-
(株)すぎはら設計    杉原 寛
arhiro@grn.mmtr.or,jp
              http://www.grn.mmtr.or.jp/~arhiro 
     岐阜県揖斐郡揖斐川町脛永908番地の1
              tel : 0585-22-1035
fax : 0585-22-2105
————————————————-
            

作る前に見ておくことの大切さ、面倒くささ??!!

バスの入り口の幅は広い方が良いというより自分の生活習慣や体形に合うかが重要です、諦めずに自分自身で触れてみると多くの発見があります。
気が付いて頂いてありがとうございます。以下はそんなメールでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9日はお忙しい中ありがとうございました。
システムバスについて、帰宅してから2枚引き戸の開口寸法をカタログで見てガック
リ。私の確認ミスですが65cmでは狭すぎていけません。
やはり3枚引き戸がいいのですが、そうなると浴室の向きが変わり屋根とかも変わり
大変な事になるんですね。良い方法はあるでしょうか?
私はキッチンよりお風呂が大事で、一番「しあわせ」って感じる時間を大切にしたい
と思っているのですが・・・    年をとっても・・・

つくづく家作りって大変だなと思っています。

キッチンにしても同じメーカーで家電収納・カウンターを揃えようとすると寸法が合
わない、引き戸じゃない。何故こうもメーカーによって違うの?
違って当たり前でそれぞれ特色があるんでしょうね。開き戸の方が取りやすいのかな
?タカラって種類がないのかな?  
わからなくなって頭が痛くなってきます。

年老いて麻痺のある体か、車椅子に乗っているかどうかなんて分からないのですが、
少しでも自立ができる生活を送りたいと思っています。
色々わがままばかり言って申し訳ありませんが、今後ともよろしくお願いいたしま
す。

キッチンとユニットバスの見学そして吹き抜け



今日は小生の返信メールですので、原文そのままを載せています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おはようございます、昨日はありがとうございました。
昨日の打ち合わせの中で、ちょっと説明が不足していたように思う点を補足させて頂きます。

1.システムキッチン、システムバスの見学について

過去に採用の経験のある中ではご説明したヤマハとクリナップの特徴が対照的で、どちらも一長一短ありますが、機能はクリナップ、デザインはヤマハというのが、少々乱暴かもしれませんが、印象としてあります。
他に、浴室の件でお話のあったような現場でのシステムキッチンの注問製作ということも経験がありますが、やはり製品の耐久性とか製品保証という点で問題が残ります。
見学に行かれるようでしたら以下に岐阜ショールームの住所と電話番号を記入しておきます。
「ショウルーム」というのはどこも強引な売り込みはしないようですが、すべて定価表示がされていますので、びっくりされずに内容をよく聞くほうに集中されると良いと思います。
たぶん、両方とも、「すぎはら設計」を覚えていてくれると思いますが・・・
(もし行かれる日程がはっきりするようでしたら、ご連絡いただければ、説明してくれる人を待たせておきます。)

ヤマハ岐阜ショールーム
〒500-8367 岐阜市宇佐南1-1-13・・・・岐阜銀行本店の通り
TEL. 058(275)1605

時間 9:30~17:30 ※定休日:水曜日
http://www.yamaha-living.co.jp/gifu/index.html ・・・地図

クリナップ岐阜ショールーム
tel058-275-6533
笠松病院ならび ●営業時間  AM 10:00~PM 5:30
●定 休 日  水曜日(夏季、年末年始休日等有り)

http://www.cleanup.co.jp/show/tokai/gifu.htm ・・・地図

2.吹き抜けについて

吹き抜けというのはどうしても「贅沢」という印象があると思いますが、一頃の玄関に設けた、良くハウスメーカーが、得意としていたパターンの影響が残っているようです。
今でもときどき見かけることがありますが、あれは確かに「居間」の吹き抜けに比べると無駄があり、私も賛成しません。
ご存知かもしれませんが、私の事務所が一部吹き抜けになっています。
住宅とは用途が違いますが、毎日12時間以上お世話になるわけで、ほとんど気分的には「居間」のような存在です。
過去に勤めてくれた若い子たちが、面接のときに「こんな気分のいい事務所は初めてです。」と言ってくれました。
(ほとんどの設計事務所が吹き抜けなんてないようです。)
自慢話をしているのではなくて、居間の天井が高いことは、気分的にリラックスさせてくれるようです。

つまり、施主さんにとって未経験のことだけに冒険かもしれませんが、
結果的には、新鮮な気分させてくれる要素として吹く抜け空間を作ることは、決して無駄ではなく、自分たち家族の住居を創ったという充実感を味わえる大切な要素といえると思います。
例として、「・・・・邸」の気分のいい階段室は、空間がタテに吹き抜けているから実現できたのです。

もちろん、風通しを良くして、断熱に留意すると、省エネ効果を期待出来、電気代の節約にも繋がることと思います。
本当はこのことの方に期待たいのです。

そして、部屋数の点については、また次回ご意見を頂いてから、工夫してみようと考えています。

————————————————-
(株)すぎはら設計    杉原 寛
arhiro@grn.mmtr.or,jp
              http://www.grn.mmtr.or.jp/~arhiro 
     岐阜県揖斐郡揖斐川町脛永908番地の1
              tel : 0585-22-1035
fax : 0585-22-2105
————————————————-
            

設計の何にポイントをもってゆくか

今回のメールの内容は充実しています。
建築主ご本人が何に重点を置いて欲しいかを気がつかれようです。
こんな気持ちを持って頂けると設計屋冥利につきます、ちょっと満足な気分でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9日はお忙しい中ありがとうございました。
システムバスについて、帰宅してから2枚引き戸の開口寸法をカタログで見てガック
リ。私の確認ミスですが65cmでは狭すぎていけません。
やはり3枚引き戸がいいのですが、そうなると浴室の向きが変わり屋根とかも変わり
大変な事になるんですね。良い方法はあるでしょうか?
私はキッチンよりお風呂が大事で、一番「しあわせ」って感じる時間を大切にしたい
と思っているのですが・・・    年をとっても・・・


つくづく家作りって大変だなと思っています。ほとんど主人に任せきりなので、こん
な事を言えないのですが・・・
キッチンにしても同じメーカーで家電収納・カウンターを揃えようとすると寸法が合
わない、引き戸じゃない。何故こうもメーカーによって違うの?
違って当たり前でそれぞれ特色があるんでしょうね。開き戸の方が取りやすいのかな
?タカラって種類がないのかな?  
わからなくなって頭が痛くなってきます。

年老いて麻痺のある体か、車椅子に乗っているかどうかなんて分からないのですが、
少しでも自立ができる生活を送りたいと思っています。
色々わがままばかり言って申し訳ありませんが、今後ともよろしくお願いいたしま
す。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
いつかは誰でも年老いてゆくもの、それを受け入れる余裕のない家創りは竣工後の数年で後悔が始まる気がします。

昨日の打合せの延長戦・・・・解らないことは何でも訊いてみましょう

設計打合せでは疑問点がたくさん出るものです。
設計者はなるべく多くの視点で見つめ直すように努力はしていますが、それでも建築主さんは、こちらが思いもよらない想像外の思いをいだいていらっしゃることは良くある話しです。
以下の質問も、本人にとっては「こんなことは出来ないだろう」と考えてみえたようですが、こちらにとっては「もちろん大丈夫です」ということです。
・・・・・・・・・・・・・・

本日は長時間ありがとうごさいました。
 キッチンの西側収納家具について開閉は引き戸式の物としたいと考えています。
タカラでは,開き戸式と思われますがサンウェーブとクリナップの方には、引き戸の
物があり、収納家具については他製品を選びたいと思うのですが別々にすることが出
来るのでしょうか?


 サンウェーブ マルチストッカー
  高さ 235cm
  間口 120cm → 図面のサイズです
  色 J0B9(アイス)

                              /////

・・・・・・・・・・・・・・

ご本人が探されたお気に入りの家具は竣工後もたいへん重宝なものです。

キッチンに迷うのは幸せな証拠



キッチンなどは迷われるのが当然です、ショールームでは自社の特徴はよく説明できても、お客様の気持ちまではなかなか汲み取れないものです。・・・・・・・・・
そんなある日にいただいたメールです。
・・・・・・・・・・

いつもお世話になりありがとうございます。
15日に名古屋に主人と行き、ナショナル・タカラ・サンウェーブ・INAXの
ショールームを見てきました。
ナショナルのショールームは広く、床の色も色々あってどんなのがいいのか参考に
なったように思います。
お風呂もトイレも会社によって色々特徴があり、見ているうちにどこがいいのかわか
らなくなりました。
キッチンは私より主人の方がこだわり強く、270cmじゃないとまな板が置けない
とか言い出しています。食洗機をどうするか・・・etc
 もう一度間取り図を見て家族で話し合い,玄関のドアですが引き戸でお願いできな
いでしょうか。車椅子が入るだけのスペースがないと言われてしまいましたが何とか
ならならないでしょうか?ドアより引き戸がいいのですが・・・よろしくお願いしま

                            //////

・・・・・・・・・
完成してから後悔しないためには面倒でも良く見てまわることです。
そして大切なのは、小生たちのような設計者の視点や意見を聴きながら気持ちを整理しながら・・というのが知恵ではないでしょうか。

具体的な質問をあれこれお訊ねしながらのプラン作成

ある日の質問に対する返答メールです。・・・・・・
・・・・・・・・・・・

4日は、お忙しいところをありがとうございました。
見学させていただいてお宅は、皆ため息の出るお家ばかりで正直なところ、私どもの
ようなローコストの家では?と二人して顔を見合わせております。
次回の日付は、当方の間違いで申し訳ありません。6月17日に訪問させていただくつ
もりです。
また、6月中には契約書を結びたいとも考えております。

さて、ご質問の返事ですが・・・・
1.木材のヒビについては、耐久性に問題が無ければ特に気にしません。

2.境界から建物の距離については、特にありませんが北側の家の日当たりが悪くな
るのがちょっと気になります。

3.神社について、落ち葉・祭事などは分かりません。

4. 二階の音が響く事の関しては、防音仕様にしてもなお響くのであれば、そうい
うものとして慣れていくと思います。

5.家族の趣味は、これといってないですが主人は映画鑑賞。息子二人はテレビゲー
ム。娘と息子はパソコン。それと娘は時々、・・・・       
      を して出かけることがあり、アニメ も少々描き、外大の英米
語学科ですが最近ベトナム語を覚えだしています。私は、最近携 
帯 電 話を買い換えてからメールに凝っており、暇さえあれば友達にメールをしてい
ます。あまり家作りには関係ないですが・・・

6.入浴時間は、バラバラです。娘が一番遅く、バイトから帰ってから入ると11時半
過ぎになります。

7.バリヤフリーについては、将来的に車椅子を使用することを考えて行きたいで
す。玄関の床からホールの段差は、車椅子で上がれる
くらいであれば段差があっても良いかなと思います。トイレは1坪。お風呂は
1.25坪。廊下幅1m。

8.サッシはよく開閉します。

9.敷地の南側に菜園を作りたいと思っています。

10. ペットは飼いたいとは思っていますが、これといって決まってはいません。
猫は飼うつもりはありません。

11.家族の(変な?)趣味は5と同じです。

12.水周りは将来的にやり直したりする事が考えられるので、その時の工事の際区
別しておいた方がやり易いのではと考えたからです。
それと調理の臭いが他の部屋に行かないほうが良いと思います。

収納については、見学させていただいたお家のように出来ればいいなと思い
ました。

以上、不十分ではありますがお返事まで・・・
17日もまたよろしくお願いいたします。

・・・・・

といった返信をいただきました。
こんなやりとりを何度も繰り返しながらプランは固まってゆきます。

住宅資金融資も有利なものを見つけましょう



杉原様

  先日は忙しい中、ありがとうございました。
翌日、早速金融機関へ相談に行ってまいりましたところ、何とか必要な資金の融資が
受けられそうな返事をいただきました。
しかしながら、二世代返済であるため、19歳の息子が20歳になる来年3月末以降でな
いと、実質的融資が行えないとの事でした。
又、県庁の基盤整備局住宅課まで出向いてお話を伺ったところ、五年間に限って最高
1.5%までの利子補給も受けられることがわかりました。年間にすると5万円程度、総
額25万円ぐらいになるとの事でした。
さて、6月の訪問は4日(火),14日(月),23日(日)の3日間を予定しております。杉原さ
んの都合の良い時刻等をお知らせくだされば幸いに存じます。
                        -まずは報告まで-

追伸
  杉原さんに御願いしている基本計画、作成に関して、当方にまだ何か質問がござ
いましたらお尋ねください、お待ちしております。
私供も、息子が中心となり敷地内の配置や建物の間取図などを最近作ってみました。
私供なり、気に入った内容のものですが杉原さんの提案される物と比較してみたいと
今から楽しみにしております。
それでは、今後ともよろしくお願いします。
                          5月28日

・・・・・融資の件ですが、これに対する返信は以下です。・・・・・

おはようございます、先日はありがとうございました。

住宅金融公庫の受付についてですが、
現在6月10日までの受付期間中ですが、仮に今回分の申込をされてとしますと
受付決定後に金融公庫側で設定される設計審査の提出締切日が夏から秋頃になってしまうことになろうかと思います。
つまり、設計図がその締切日までに完成しなければならなくなり、工程に無理があります。
今回の銀行さんとのご相談は融資額の確保できる上限や内容など全体像を掴まれるようにされてはどうでしょうか。
もちろん、それにも揃えるべき書類を提出することになろうかと思いますが。

ご予定の通り、年度内の設計審査合格を目標とされるのであれば9月の正式申込が
ちょうどいいタイミングではないかと考えます。

あわせて公庫金利上昇の気配などお聞きになってはどうでしょうか。

                          以上

————————————————-
(株)すぎはら設計    杉原 寛
arhiro@grn.mmtr.or,jp
              http://www.grn.mmtr.or.jp/~arhiro 
     岐阜県揖斐郡揖斐川町脛永908番地の1
              tel : 0585-22-1035
fax : 0585-22-2105
————————————————-
            

お会いして人間性をお互いに教え合いましょう

杉原様

先日は、どうもありがとうございました。
次の機会には、家に対する私供の願いを箇条書きにしたもの及び土地の見取り図を持
参したいと考えております。
妻と私の休日の調整がつきましたら御連絡申し上げますのでその際はよろしくお願い
致します。

まずは返信まで
              ///////

・・・・・・・・ご返事は以下です。

/////// 様

昨日はご来社ありがとうございました。

///様のように、ご自宅の建築に際して、
いろいろと見識を深めようと努力される方が、ますます増えているように思います。

それだけ研究熱心な方が増えているのも事実ですが、
悪質な業者の存在や、手抜き工事を大袈裟に報じるマスコミの影響が大きいようにも思えます。

しかし、私がこれまで手がけてきた住宅を創ってくれた工事屋さんは、みんな良心的に真面目に創ってくれました。
竣工後もメンテナンスを嫌がらずにやってくれています。

やはり、これは施主さんと工事業者の信頼関係がしっかりしていたから、また工事もステップを丁寧にこなしてきたからだと信じています。

創る過程が丁寧であれば、何も保険なんてかける必要もないようです。

「住まい」を創ることは一生の大事業ですから、楽しみもさることながら、苦しみも伴います。

当然ですが、設計事務所は創る建物のハードの内容については、施主さん以上にまた工事業者以上に知識や思い入れをもっていますので、いろいろな条件を満たすべく努力することと思いますが、同時に施主さんの精神的負担を和らげてあげるのもひとつの役割のように、ここのところ何年かの経験から思います。

                                   とりあえず、ご挨拶まで。
                                           ありがとうございました。

————————————————-
(株)すぎはら設計    杉原 寛
arhiro@grn.mmtr.or,jp
              http://www.grn.mmtr.or.jp/~arhiro 
     岐阜県揖斐郡揖斐川町脛永908番地の1
              tel : 0585-22-1035
fax : 0585-22-2105
————————————————-

            
・・・・・文章は時間を経て読み返すとちょっとくすぐったいですね?
そんな経験ありませんか。

「とにかく一度会ってみようかな」どんな人間関係も始まりがなければ終わりもない

name=
email=
homepage=
seibetu=male
age=50
note=他の事務所のHPにくらべて見やすく、おっというような感じでした。
現在、いろいろな事務所を見て回っている状況ですが、こちらの事務所にももしかするとお邪魔させていただくかもしれません。それにつきまして事務所の場所を教えていただきたいのでメールにてだいたいの地図の送信をおねがいできますでしょうか。
必ずお伺いするとは現段階では申し上げられないのですが、場所だけでも知っておきたいので宜しくお願いいたします。
submit=送信

・・・・・こんなメールがホームページのフォームから送信されてきました。
返信は以下です。・・・・・

はじめまして、杉原と申します。
ホームページを見ていただきまして、またさっそくのメールを頂きありがとうございました。
一般的に、敷居の高いイメージのある設計事務所の仕事が、住宅を創る皆さんにとっても近い位置に居て理想の建物をつくるには良い選択肢であることを知って欲しいと思い立って作ったページです。
最近、中身を更新して充実させました、この日曜日にアップロードしたばかりなので不備な点が残っていますがまた一度覗いてみて下さい。
お尋ねの件、「COMPANY」の会社紹介の中で地図がリンクされております。
                   取り急ぎお礼まで・・・・・
—————————————–
(株)すぎはら設計    杉原 寛

     岐阜県揖斐郡揖斐川町脛永908番地の1
tel : 0585-22-1035
fax : 0585-22-2105
—————————————–
            

山あり、谷あり、それもみんな引き受けてもらえるものなのかが不安なんですよ

・・・・・返信メール引用させていただきます
>
>  大変丁寧なご返事を頂きまして、ありがとうございます。

こちらこそありがとうございました。

>  正直なところ、株式会社であられることや、大きなコンペで賞をお取りになって
> いらっしゃることなど、私共がいきなりメールをしてお返事をくださいとお願いし
> て
> 良いものか不安でした。ですからお返事、大変嬉しかったです。

実は株式会社とはいっても 吹けば飛ぶよな会社ですし、コンペの応募も趣味の傾向が強いです。

>  ホームページは、隅々まで拝見いたしました。

ありがとうございます、隅々までなんてちょっと恥ずかしいですね。
文法的におかしなところがたくさんあったのではないですか。
ただ自慢なのは、プロの方にお願いせず、格好にこだわらずに自分で自分自身のことばで作ったことです。

>  実は、契約して決まったと思っていた土地が、昨日、売主側の事情で一晩のうち
> に
> いわゆるドタキャンになってしまいました。私共もショックでしたが、今は気をと
> りなおし、
> また一からやりなおしだと気持ちを引き締めています。
>  このようなわけで、先日は、後々具体的なお話や質問をさせていただけると思っ
> て
> メールを出させていただいたのですが、今の私たちにはまだ夢しかありません(笑
> )。

それは残念でした。
しかし建てたい家のイメージを固めつつ、そのイメージに合う土地を探してゆくほうが、より理想に近くなるでしょう。
土地が先に与えられていると一定の制約に縛られざるをえないことがあります。

>  ホームページを拝見しますと、和風の設計例がたくさん紹介されていますね。
>  私(夫)のほうは、和風洋風あまりこだわりがないのですが、妻は洋風建築をか
> なり
> 気に入っています。それも、東急ホームという会社がやっている「ミルクリーク」
> とい
> うシリーズのデザインが大のお気に入りのようです。
>  私共は以前は埼玉県に住んでおりましたが、各務原に来てから、巷に数多く存在
> する
> 凝った作りの洋風建築に驚いています。しかしそのほとんどは、洋風といってもど
> こ
> かしら和洋折衷で、「ミルクリーク」のように、アメリカの風まで感じさせる洋風
> 建築は
> あまり多くないなあと感じます。
>  妻の希望をかなえるとしたら、かなり雰囲気にこだわった洋風にせねばならない
> と
> 思うのですが、杉原設計さんとしては、どのように思われますでしょうか。

逆に質問したいのですが、いわゆる「和風」と「洋風」の分岐点はどのあたりなのでしょう。
心配するのは、かなり表面的な部分で和風、洋風を決めておられないでしょうか?
住宅というのは、雰囲気を楽しみながら創ることももちろん大切なことですが、
自分たち家族が生活してゆく上で、どんな家が楽しいか、
時間軸で、10年先、20年先の家族の状態を想像したり、家の中での自分たちの動きを想像してみて下さい。

目に映る形、外観や内装というのは、どのようにでもなると言っても過言ではありません。

また、モデルハウスを見て回っている方は、自分たちの理想とする生活を目の前にある家(モデルハウス)に
合わせようとしまわれる傾向があることです。
何も自分たちの将来を、今、目の前にあるモデルハウスの造りにあわせてあげる必要はないのです、
それこそメーカーのコマーシャルの思うツボですし、実際もっとプランには自由度があります。

>
>  ミルクリークが気に入っているのならばそれを建てればよいのでしょうが、実は
> 私(夫)としては、外断熱に大いに合理性を感じています。また、家の外よりも中
> に
> 夢を多くもっていまして、ありきたりの設計ではどうも満足できないのです。中で
> も、
> もっともそうしたくないと思う間取りが、中央に階段があって、それを2階に上が
> ると
> 階段から放射状に子供たちの各部屋がある、というような家です。ミルクリークは
> 、
> モデルハウスのように大きい家ならよいですが、小さくなるとやはりそれに近くな
> っ
> てしまうのではないかと思っています。
>  私の、家に対する原イメージは、お恥ずかしいですが、自然の大きな木を一本丸
> ごと使って枝葉の間に作った秘密基地、なのです(笑)。

私のHPの作品の紹介の仕方が、ある意味ではうまく伝わっていないのでしょうね。

おっしゃるように、まず夢を語ることから始めましょう、これはすなわち、お二人とも「自分の家」、「自分たちだけの家」
オンリーワンを希望してみえる証拠です。
先に書きましたが、これが自分たちの生活を考え直してみるスタートだと思います。

施主さんの家を創る目的というのは本当に十人十色で、それぞれの経過や「物語」とも言うべきものが
たくさんありました。・・・だからこそ家ずくりの楽しさがあるのですが・・・
それをHPの中に全てを語り尽くすにはまだ多くの時間を必要としています。

最初、私がHPを創ってなるべく多くの方に見て欲しかったのは、家そのものの形というより 
むしろ、「その家族が創ってゆく家の形、物語、生活様式」でしょうか。

HPにある家は、表面的な形としては「和風」という括りかもしれませんが、
外観や内装、平面プランの洋風は、材料のコーディネートだけの問題ですから簡単でしょう。

その家族が創ってゆく生活から生まれる「洋風」を目指したいものですね。

>
>  すみません。調子に乗って書きすぎてしまいました。

こちらこそ、自分の世界に入りすぎていてわかりずらかったかもしれません。

————————————————-
(株)すぎはら設計    杉原 寛
arhiro@grn.mmtr.or,jp
              http://www.grn.mmtr.or.jp/~arhiro 
     岐阜県揖斐郡揖斐川町脛永908番地の1
              tel : 0585-22-1035
fax : 0585-22-2105
————————————————-