以下は試行錯誤しながら建築主さんとプランを創りつつある課程でいただいたメールのなかの可愛い一節です。
プランを作るときには一日の行動パターンを思い起こしてもらいプランを固める基礎にすることが建築をとっつきやすくしてくれます。
逆にこれのみに終始することは別の弊害が出てきますが、そこが住宅設計のプロとしての役割であるのは当然です。
さらに、ただ賞取りを意識するのみでなく、大きなタンカーを導くタグボートのように、設計者としての経験から生まれてきた住まいに対する考え方を盛り込んでゆくことが社会的な仕事をすることに繋がってゆくように思っています。
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主人の一日の動きを考えたとき、着替えをするという行為が、朝は出かける寸前、夜は帰ってきてすぐである事がわかりました。
さらに面倒くさがりなので、いちいち着替えのために二階に上がるということをしないという結論になりました。
もし更衣室のような場所が無い場合にも居間などの一階スペースに服を持ち込んで
常においてあるという場所が出来てしまうのは目に見えているので、それならば、置き場所&着替えスペースを確保したほうがいいんじゃないかという考えに至ったのです。