今年の冬は私の住む揖斐川町にも雪の降る日が例年より多いようです。
外気と室内の温度と湿度の差が激しくなるほど起きるのが「結露」という現象です。
残念ながら建築設計を生業としている私の家でも起きてしまいました!
昨年の春にリフォームした離れの北側の娘の部屋がその現場です。
何といってもいまだに燃費の安価と信じられている(?)石油ストーブで暖を取っているのですが、これは水蒸気の発生源としては最悪の存在、部屋の換気とペアで湿度調整を人間がやらないと大変だということを今さながら再認識させられました。
北側と西側にあるシングルガラスのサッシの内側は水滴でビショビショ、空気の澱むその反対側の床と壁の交差する部分、下の隅の表面がびっしょりです。
床材は竹の集成タイプのフローリングなのですが、ベッドの下に隠れていただけに表面にカビが生えてしまったのです。
これは大変と、天井裏を点検口から眺めてみたのですが、これまた不思議と金属屋根材の裏面にも鉄骨梁の表面にも結露は認められなかったのです。
つまるところ、単なる室内の表面結露と安直に判断してしまいました。
竹フローリングのカビはカビキラーに助けてもらって、クロスのたるみは部屋の換気をこまめにすることにしました。
除湿機やエアコンの設置も考えましたが、あわてて判断するのはやめました。
ただし、サッシの結露は病気の原因にもなりかねないので掃除しておいたほうがいいようですよ。
後日談はまたお知らせします。