仕事が終わってからの私の憩いの場所は自宅の居間の隅っこです。
コーナータイプのソファーが南北に置かれた居間の南に西隅の部分、ここに南枕で寝転がってテレビを消して建築雑誌を読むのが癒しの時間帯、午後7時半頃から9時頃まで、そして朝早く。
なぜか部屋の隅に居ると落ち着くのは私だけでしょうか?
いかがですか?
8畳の居間の床近くから眺める斜め対角方向の天井や壁は、8畳にしては広く見えて、部屋の隅々まで見えて落ち着きます。
どんなに部屋が広くても隅っこが落ち着く空間であるのは人間の心理なのではないでしょうか。
子供が小学生の頃の運動会の日の昼食の時間に寝転がった体育館の隅っこ。
このときも同じ感覚に包まれたことがありました。
住まいのワンルームという発想には、隅っこの扱い方で隔てが無くても結構面白い空間作りが出来てしまうのもこれに関連した話ではないでしょうか。