オープン価格と設計事務所



同業の方には強烈で皮肉っぽいタイトルになってしまいました。

こうも言いたくなるような設計料で役所と契約を結んでしまう設計事務所はたまに現れます。

決して後ろ向きに批判を目的に書いているわけではないことを前置きしておきます。

発注者にとっては予算が低く抑えられて良いサービスが得られればそれに越したことは無いはずですから。

そんなことが起きたときに残念なのは、経費が出ないからと手を抜くこと、それではいけないと次からは談合してしまおうと画策すること。

いつも思うのは、赤字が出そうならば辞退すれば良い、無理して契約してしまわずにお断りすればいいのに・・・ということです。

背に腹は代わらないからと赤字の仕事に挑んでも、残るのは空しさばかりです。

最近はこれを称してオープン価格と言うのかなー・・・・と考えることしきり。

もしこれがオープン価格であれば、自然発生的に適正なところに落ち着いていくのではないかというかすかな期待も持っています。

そんなことを考えてばかりいて暗くなっていくより、非現実的でもいいから、どこかのコンペで拾ってくれないかと慎ましやかな夢に酔っているおじさん設計屋でいたいと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です