コンクリートとコンクリートは仲が悪い


テーブルランプ アクア


簡単そうで簡単でない、くっつきそうでくっつかない、そんな物事は人間関係に限らず建築の世界にもたくさん例があります。

だから世の中面白いという見方もありますが、これがコンクリートとコンクリート、コンクリートとモルタルという関係になりますと、ほとほと現場で困ったことが出てきます。

基礎の強度を落としてしまい意味をなさないベースと立ち上がりのくっつかない二度うちコンクリート。

土間コンクリートとくっつかずに浮いてしまったモルタル金コテ、オマケに目地を忘れてビシビシ入ったクラック。

私たちが若い頃は左官工事がたくさんあって、モルタルとの付き合い方に注意をしたものですが、今の若い建築士はそれを軽視しすぎる。

「理屈はどうあれクラックは絶対入るから目地を入れなさい」の忠告を無視して知らん顔。

悲しいかな感覚と経験で顛末が分かってしまうモルタル世代とでも言いますか。

案の定、失敗。

同時に勉強には素直さと謙虚さが必要であることを覚えて欲しいものです。

コンクリートとコンクリートがくっつかないほうの話しは笑い事ではない恐ろしい構造事故にも繋がってしまうことが身にしみるにはつらい経験をする前に勉強しろよ!

今日は分かる人には分かる話でした。

硫黄島の激戦と住まい




昨日の深夜、NHKのスペシャル番組を目が冴えてしまっていて長時間見ていました。

先の大戦での硫黄島の激戦の凄まじさをあらためて見てしまいました。

お盆の頃はこの手の番組は数多くありますが、生き残っておられる方の証言と死亡者のデータ、元アメリカ軍人の証言、島内を隈無く彫り巡らされた日本軍の基地の調査平面図。

それらをベースに語られてゆく激戦の様子を見ていると、何がなんでも戦争はしたくないと感じざるをえません。

小泉さんが何故靖国参拝に拘っていたか。

これも彼の生い立ちと経験を聞いて、ひょっとして彼は任期満了を前にして私たちに財産を残そうとしたのかも知れない、と尊敬の思いを持ってしまいました。

日本軍兵士の塹壕内での様子を知るにつけて、現在の幸せを振り返ると同時に、現在の一般的な住環境のすばらしさを思い直す必要を感じました。

【建築を知らない人】にメリットある話、契約前に読むブログ


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【建築を知らない人】にメリットある話、契約前に読むブログを新たに開設しました。

先日もブログをお読みなっておられる方からのお電話で、工事竣工後に不具合が発生してきて困っているとのこと。

ところが契約書に「瑕疵」に関する取り決めを明記してある契約約款の添付なしで工事契約が成されており、支払いが全て終了してしまっておりどんな対処法があるかとのご相談でした。

詳しくお訊きすれば、瑕疵の内容も軽微なものも含まれており一般的に無償で直してもらえそうなものまで遠慮なさっている様子、

有償になりそうなこともありましたが、以前も工事を依頼したことのある工事屋さんとのことでしたので勇気を持ってご相談されれば良い結果になりますよ・・・とアドバイスしておきました。

これは一例ですが、こんな悩みを防いだり解決法を見出したりできるだけでなく、もっと前向きに「得しちゃおう」という明るく住まいつくりに取り組む人に読んで欲しいブログです。