設計事務所と請負業者の違い・その1


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大まじめな文章を書きましたので、毎日続けますのでしばらくお付き合い下さい。

建築主と設計事務所が結ぶのは委任契約と言います、設計料は決していわゆる贅沢な建物を作るための経費ではありません。
むしろその逆であることを以下にまとめてみました。

・ 建築主と設計者は委任契約で結ばれます
建築主と設計者は委任契約で結ばれますが、設計を依頼したというのみでなく設計者が建築主の代理人としての立場を約束する契約です。

・建築主と施工者は請負契約で結ばれます
これに対して建築主と施工者は請負契約で結ばれます。
まだまだ多くの住宅は請負契約のみで施工されているようですが、これはあくまで工事を請け負う契約であって、設計も同時に致しますという契約ではありません。
建物を建てる以上は設計が不必要な場合はひとつもないはずです。
確かに施工者の設計には最低限の法的不備はありません、またセールスポイントとする性能も付加されます、ただし工事を任される請負契約を結んで工事そのものの実行が目的である以上は、設計はあくまで工事を完遂するため、利益を残すための内容とならざるをえない宿命があります。

続く

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