建築物の中身により請負契約の中身、性質は変わります。
たとえば分かりやすい例で言えば、春先のオープンに一大イベントを組んでいる店舗新築と、何年も思
いを暖めてきた住まいを建てるときでは、字面、項目は同じ契約書でも当然のごとく中身に大きな相違
があるのを理解して頂けるでしょうか?
事業達成を目的とする場合、個人の住まいへの夢を達成する場合、それぞれ請け負う建設会社への期待
の種類が違っていますよね。
とにかく予定のオープンに間に合うように設計図の内容を具体化して欲しいというドライな契約に比べ
て、住まいのそれは反対にウエットです。
理屈っぽく言うと建築の請負契約書にも「行間を読む」必要があります。