請負契約書には一番大切な契約書の他に契約約款と見積明細書、設計図書が添付されます。ここのところが意外と知られていません。
契約書には、契約の当事者(施主と建設会社)が誰と誰であるか、金額と支払時期、工事の工期、お互いの署名捺印などが主な内容です。
どれも一番大切な項目で、これだけで済ます工事業者もいますがそういった場合は要注意と考えてください。
いくら信頼していても内容の明確でない、すなわち見積明細もないようでは言語道断、さらに添付されていたも一式という言葉ばかり並んでいるようでしたらこれまた注意。
ところがこれだけではダメであることが分かりますか?
そうです、肝心な設計図はどうなっているのでしょう?
見積の明細書で内容が書かれていても、それは何が建物に取り付けられるかという程度の意味であって、どういった性能の造形物が出来上がるかが全然不明です。
小生は何回も話し合いを繰り返して煮詰めて製作した設計図書を契約書に添付した上で、さらにそれに書かれている内容を見積より優先させるという形を取っています。
すなわち、設計図に描かれていて見積明細にない場合は図面によって工事をしてもらうということです。
当然といえば当然ですが。