18日に東本願寺の屋根改修現場を明秀寺様と見学してみました。
東大寺の大きさは幅57m、奥行50m、高さ49mですが、東本願寺でも親鸞聖人の像を安置してある御影堂は、幅76m、奥行58m、高さ38mで、数字を比較してみると、その大きさにおいて世界最大級の木造建築であることがよく分かっていただけるでしょう。
東大寺は修学旅行でも親しみがあり、その大きさを実感してみえる方は多いかと思われますが、あらためて数字を並べて比較してみました。
かなり強固な屋根構造をもっており、前回の改修は明治期だそうですが、瓦を取り外しても軒先で5センチ程度しか跳ね上がらなかったそうです。
屋根の軒先部分の内部構造を見てきましたが、かなり先端部分まで直径60センチ程度の丸太が間隔短く配置されていました。
厚さ9mm程度の留め金具もかなり見かけられましたし、釘の使用も行われていたようです。
東大寺の飛鳥の頃とは違った時代の流れを感じます。
現代の職人が金物を多用するのも許してもらえそうか・・・・勝手に得心していました。