杉原千畝との関係

先週でしたか日本のシンドラーと言われる杉原千畝の物語をテレビで見ました。
何も打合せはしてなかったのですが、何故か知らぬ間に家族が居間に集まって見ていました。

彼のユダヤ人を救った功績を知らない日本人は少ないのではないでしょうか。

ビザ発給という結論に至った事情には単なる人道的な意味だけでなく、彼の個人的な歩みの中から、あるいは性格からも、ごく自然な結論であったことを分かりやすく伝えていました。

人間として立派な行為を自分の名誉や立場まで犠牲にしてまでも実行したことは、仮に現代に起こった出来事にしても「正直者はバカをみる」のそしりを受けることだったのではないかと思います。

救ったユダヤ人に戦後再会したときに問いかけられた「センポーは幸せな人生でしたか」の問いに「幸せな人生でした」と答えた心の内には、信念を曲げずにいた頑な自分へのねぎらいの気持ちと間違ってなかったというご自分の人生訓も有ったのかもしれませんが、何故かしら小生には同姓だというだけで感動を覚えました。

ここで特筆したいのは、その感動が同姓だからと言うわけでは無いでしょうが、正直者ということと、正義感が押さえきれないという共通点も感じていました。

というのも、現場で見つけた工事要領の悪い部分の修正を迫る自分を重ねていたのかも知れません。
こちらは人道というより、もっと小さくてしかも当然のプロ根性からでしょうが。

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