政治家と政治屋、設計家と設計屋

政治家になっていただく方には、その考え方に妥協は許されずかつ、社会の流れのとらえ方に安定感とバランス感、そして信念をはっきり持っているべきだろうと思います。
いまさら言うべきことでもありませんが、少なくとも長いものには巻かれろでは通用する世界では無いようです。

特に国会議員となると、地方の代表であるということが逆に足かせになる場面が多いように聞きますが、何が本当に自分の地元にとって大切な事柄かは、しっかり考えて欲しいのもです。

岐阜はまだまだ保守色が強いのは理解できますが、その保守の意味が変わってきているのをまだはっきり理解してらっしゃらない有権者が多いのではないでしょうか、特に岐阜は」なんて全国ネットで言われてしまうと認めざるをえなくて落胆してしまいます。
信念を曲げるのであれば、それなりの葛藤が自分の中であるはずで、それを曲げた先の道は自分なりに確信を持って進んでゆける道なのかを教えてほしいものです。
小生にとっては、それは自分を騙すことに他ならないように思いますが。

これをそのまま設計の世界に置き換えるのは乱暴かもしれませんが、仮に自分の設計思想が広く世の中に認められることがなくても、その時点で自分なりの納得できる仕事で、それを全力で取り組んでいるとすれば、建築主様は受け取めて納得していただけると考えています。

設計家として大きな世の中の流れを読み取る夢を抱きつつ、設計屋として施主様の夢を実現することは何かを考える。この両者は決して矛盾しないと信じています。

政治の世界に比べるとそんな生き方の許される世界ですし、その方が魅力有る設計者になれると思います。(こんなのをチャカして「オタク」というようですが(笑))

それにしても、尊敬できるリーダーが骨のある行動をしてないと知るとガックリしますよね。

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