衆議院選挙の投票日まであと3日です、小生の設計図のマトメの時間もあと3日です。
実施設計の図面のマトメ作業は、事務所の若い子に任せずに自分自身でまとめるのが小生の主義です。
経営に欲のある設計者には、こんな効率の悪いやり方は考えられないことでしょうが、設計の中身を確実に押さえて自分の設計意図を反映出来るのは、建築主との打合せのやりとりが充実してきて内容が固まってきた実施設計の最終段階がまさに好機なのです。
こんな最後の勝負の3日を人に任せてしまう設計者には、悲しい印象を持っていしまいます。
(今回のような大きな方針を握る国政の選挙では、普段の人間関係やしがらみで投票したり応援したりすることは間違っていますし、ましてやそれはさておきと設計のマトメを放り出して選挙事務所へ応援に駆けつける行動は生き方に合いません。
応援は投票そのものでするのが正しいと信じてやみません。)
他人の設計を見ていて、何かしら個性が結実してないなと感じる建物はこの実施設計の「最後の3日」を軽んじてしまっていることをどの設計者も感じているはずです。