建築現場で監理を担当させて頂いていると本当にいろいろな建築業者さんをみかけます。(参考ページ)
最近話題になっているような悪徳リフォーム業者は特例中の特例で小生の身の回りにはいないのですが、面白いくらいに考え方に差異がみられます。
伝統的なまかせろタイプで施主さんに意見を言わせないようにしてしまうタイプ、意見は聞くが追加工事に持ち込んでしまうプレハブメーカータイプで別名オプションタイプ、田舎に多いのは親戚主張タイプ、このタイプにかかると施主が知らぬ間に親戚さんになってしまってます。
言わなくても分かるだろタイプもいました、小生が一番苦手なタイプです。
笑い話にならなかったのは勝手に施主と小生が親戚になっていて、施主様のご親戚のご不幸に何故現場にいるかと噂されたときでした。・・・これはさすがに親戚でないことを説明しておきましたが。(笑)
工事の雰囲気を盛り上げる材料としては楽しい一面もあるのですが、日本人の甘えの構造の一面を代表するような話が、小生の住む揖斐川町や岐阜県西濃一円の建築現場にはたくさん転がっています。
それもこれもみんな信用を得るための涙ぐましい努力の固まりですが、ただ残念なのは実際の工事内容の充実や管理能力で示して信用獲得に至ってないことです。
「親戚商法」などではなく、こちらを優先した現場進行ができると、おかしな話題が先行して施主さんが工事に参加していない気分になってしまい、「契約はキチンと実行されているんでしょうか」なんて冗談が飛び出てこないようにしたいものです。
またこんなときの本来の軌道修正の役目にも一役かっているのが監理者であることを忘れないでほしいものです。