光の入り方・・・窓の扱い

「部屋は明るくしてください」という要求が多くあります。
明るいという感覚は、温度に対する感覚と共通点があり室内に明るい部分とくらい部分、寒い部分と寒くない部分が混在していると特に体感がはっきりしてくるようです。

当然といえば当然です、特に寒さ対策は室内の温度差を無くすことによりかなり快適な状態を作れることは誰でも知っている定石で、どんなプランの住宅でも壁や屋根、開口部の性能をコントロールすれば一定のレベルは確保できますが、明るさは体感的にも個人差が計りきれずに苦労することがあります。

明るさにメリハリをつける意味で、朝に明るい日差しが差し込む窓、陽の高くなった昼間には、暑さを持ち込まない窓、夜は必要に応じて明るい部分とそうでない部分の使い分けを雰囲気作りと掛け合わせて考えるなどの工夫でかなり解決するようです。

これらは人間の感覚が許容できる一定の幅をもって環境に順応するという能力のお陰です。

とりわけ精神衛生的にも朝に明るい日差しを持ち込むことを考えに入れる暮らし向きは、お奨めします。

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