「話が分かりやすい」の「分かる」というのは、ある疑問を考えるとき、脳内の処理回路が見つかり、整理がつくことを意味していると聞いたことがあります。
理解するとは分かると書くのは、整理先が分けられたということも指しているようです。
なんだか分かったような分からないような話ですが、ニュアンスとしては解ります。
確かに何かが閃いたときには、頭がスッキリした爽快感が走ります、「わかったー!」と平手を思わず打っていた経験は誰でも持っているように思います。
建築主さんとの打合せや説明で、「なるほど」とか「そういうことですか」、「解りました」と笑顔に変わる瞬間はとても嬉しい思いになるものです。
そんな言葉をいただくために模型を作ったり、パースやアニメや、吉本のギャグに近い親父ギャグだったりします。
もちろん設計の内容の深さや努力をごまかしてしまってはいけませんが、それが設計監理の丁寧さに連動していると確信しています。