広い意味でとらえてみて、暑い寒いという不満を解消することが住まいのデザインということになってもいいと考えます。
建築技術支援協会(サーツ)が住まい手1万人調査というのを実施したそうです。
不満の第1位は暑いで26.9パーセント、第2位が寒いで22.6パーセント、この2つでほぼ半分、第3位が結露で15パーセント、虫やゴキブリの進入が8.8パーセント、風通しが6.6パーセント、以上の合計で全体の8割を占めてしまうというショッキングな結果です。
そして不満点が20項目あるのですが、デザイン(意匠的)が悪いというのは1つもはいっていませんでした。これまたショッキングでしょう。
これだけ性能の良い建築材料が世の中にコマーシャルされているというのに、建築屋さんは、その使い方やその説明がいかに下手かが良くわかってしまいました。
(もちろん小生もその中の一員ですが・・・とほほ)
この結果を裏返すと、暑さ、寒さ、結露、風通しなど住環境をデザインの基本に据えずして創られる住まいは、ありえな~~~~~い(どこかのコマーシャル)ですよね。
そして、お医者さんじゃないけどインフォームドコンセント、すなわちパートナーとしての監理が必要ですね。
我田引水ではなく事実なのです。