デザインがすばらしいですね。
褒めていただくと、単細胞の小生は勝手に舞い上がってしまいます。。
この場合のデザインとは、見栄えがするとかメリハリがはっきりしているといった感じかな?
すみません、お世辞だとわかっていても実は心の中で、何を言ってみえるんだろうと自問自答しています
デザインの枠を広く受け止めたいと考えています。
よくある例示に吊り橋の曲線美があります、あの美しさは膨大な構造計算の結果であること、人間の科学的追求の結果が期せずして自然が生み出した美と一致していることでした。
最近は、虫の生態や進化を研究して、環境を克服するために何を学んでこの時代まで生き残ってきたかを知り、人間の世界に応用してしまうという科学のジャンルもあるようです。
珍しくアカデミックな世界に入りすぎると出てこれなくなってしまいます。
建築のデザインも自然から学んで、自然素材を多く取り入れて造り自然に帰せるようにしておくことは言うまでもないことですし、自然の力やエネルギーを取り入れて地球に負担をかけるエネルギーロスを抑えたり、炭酸ガスを出さないことも大切です。
結局何を言いたいんだろう。
小生の場合、それらにプラスアルファ、デザインのヒントを建築主さんとの打合せの中から拾い上げてしまうことがあったりします。
何気ない、あっけないほどの単純な言葉がキーワードだったりします。
たとえばトップライトと庇です。
南面の屋根のトップライトは夏の日射しが強くて室内がたいへんな温度になります。
そして、庇は日射しを遮る伝統的建築部材です、かつ和風デザインの教祖様です。
つまり日射しが入る時間帯を庇で遮ってやろうとしました。
この結論は、「隠せばいいんだ」の奥様の一言で始まっちゃいました。
デザインにはコミュニケーションの良さも欠かせない要素なんだ。
時間がかかってもこれを無視したらデザインじゃなくなるのかな・・・・